【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】朋栄 InterBEEで各種新製品を出展 3D立体視のライブデモを実施
2009.10.30 UP
同録独自配信システム「プリズム」の操作画面
朋栄は10月29日に開催したInterBEEの事前説明会において、出展製品について具体的なラインアップと、デモの予定について説明した。
説明は、冒頭の清原副社長の挨拶に続いて、営業本部企画室 広報担当の白鳥貴之氏が担当した。
<<ファイルベースのメディアマネジメントシステム メディアコンシエルジュをデモ>>
最初に紹介したのは、メディアコンシエルジュを中心にしたメディアマネジメントシステム。ブースでは、同システムの製品プレゼンテーションを充実させ、新機能について、詳しく解説するという。
関連製品のMXFクリップサーバ MBPシリーズは、MXFファイルとHD/SD-SDI信号の相互変換が可能な多機能コンバーター。今回は新製品のMBP-110SXAを初出展する。
メディアマネジメントシステムとしては、朋栄アイ・ビー・イーの製品として、ファイル転送システムの「エクレア」、同録独自配信システムの「プリズム」システムを初出展する。
<<EXAインターナショナルの導入事例を会場で紹介>>
ブースでは、ユーザー事例として、EXAインターナショナルが導入した、メディアコンシエルジュによるコンテンツ管理サービスを展示・デモする。
これは、メディアコンシエルジュの統合管理システムを最大限活用したシステム。インターネットを介して、デジタルコンテンツ資産の検索、閲覧、プレビューを行うことができる。資産の保管・管理、ユーザーの利用が簡易に実現されている。
映像をプレビューして、ほしいというものを同社が得意とするコピー、ダビングシステムを活用して、即座に希望メディアで提供するという。
<<センサーの必要ないバーチャルスタジオ新製品 VRCAMを初出展>>
ビデオスイッチャーの製品群では、1Uサイズのポータブルビデオスイッチャーの新製品HVS-300HSをはじめ、3Gbps対応のHVS-5400も出展。
マルチビューワーで新たなシリーズとして加わった高機能・高精細マルチビューワーMV-3200シリーズは、最大で4画面へのマルチ出力が可能。このほか、マルチビューワーの既存ラインアップも紹介していく。
プロセス系の製品としては、フレームレートコンバーターFRC-8000が、国内では初出展となる。動き補正の画質精度が高く評価され、すでに各所で導入され始めているという。また、既存のFRC-7000、FRC-3000や、FA-9100のオプションであるFA-91FRCも出展する。
プロセス系はこのほか、モジュール製品として、UFM-30シリーズの各種ラインアップも出展する。
バーチャルスタジオのコーナーでは、恒例のデモを実施するが、今回は、「これまで数年、音とダンスとCGの融合をテーマとしてきた趣向を以前のテーマにもどし、製品の紹介を分かりやすくすることに注力する」という。
新製品のVRCAMは、センサーが必要ない新しいスタイルのバーチャルスタジオ。狭いスタジオでも広い空間を実現できる。また、進行プログラムを作成することも可能で、オペレーションをスムーズに行えるほか、簡易キャラジェネを搭載するなど、番組制作に必要な機能が装備されている。
これらのバーチャルスタジオを支えるHD/SD対応クロマキーヤーとして、MBP-100CKも出展する。
キャラクタージェネレーターでは、2つの新製品として、EzV-200HSと同210HSを初出展する。200HSはPCワークステーションモデル。210HSはコンパクトな1Uサイズで、持ち出し用途として、また中継車などでの利用に適している。現行のEzVシリーズとの互換を持ちながら、新たに3Dのテロップに対応。動画オプションの実装も可能だ。このほか、新機能を追加した3D-VWSも出展する。
朋栄アイ・ビー・イーの製品として、放送字幕システムのNeONの新バージョンとして、ウィンドウズ7をベースとしたNeON VIIIを出展する。
<<技術展示でリアルタイム3D立体視のライブデモを実施>>
また、技術展示として、3D立体視システムのデモを予定している。「朋栄としての取り組みを紹介する」ということで、カラーイコライザーCEQ-100HSのほかビデオスイッチャー、RCGグラフィックスBrainstorm eStudioなど、同社の立体視対応製品を組み合わせた3D立体視のライブシステムを展示する。
同録独自配信システム「プリズム」の操作画面