【InterBEE 2009出展者情報】知多メディアスネットワーク、双方向データ放送サービスなどをデモ展示

2009.11.20 UP

双方向データ放送サービスのデモ画面
チャンネルの視聴制限機能のデモ画面

チャンネルの視聴制限機能のデモ画面

<<中電シーティーアイと共同開発 テレビ画面を伝言板代わりに双方向活用>>

 知多メディアスネットワーク(愛知県東海市)は同社が提供する地デジ検証装置兼簡易送出装置「C-MUX Simple」を使って中部電力グループの中電シーティーアイ(名古屋市東区)と共同で開発したサービスのデモ展示を行った。

 その1つが「双方向データ放送サービス」。CATV事業者である知多メディアスネットワークの加入者向け付加サービスとして2010年春の提供を目指している。具体的には携帯電話などのメールを知多メディアスネットワークが管理する双方向サーバーとデータ放送送出装置を経由して自宅のテレビに送信するもの。留守番している子供にメッセージを送れば、テレビを伝言板代わりに利用できるという。

 またデータ放送起動時やあらかじめ設定した時間にデータ放送からのアクセス履歴を取得。これを任意の携帯電話やPCのメールアドレスに送ることもできる。いつテレビを起動したかがわかるので、独居老人の安否確認などに応用できるという。


<<ICカードでの認証を利用した放送サービスが可能に>>

 ブースでは現在開発中の視聴制限機能も参考出展された。これはFelicaなどの非接触ICカードを用いて認証を行い、チャンネルの視聴に制限を加えるサービス。テレビに接続したカードリーダーにICカードをかざし、認証されれば制限が解除され、視聴できるようになる。

 非接触ICカードのほか、パスワードによる認証も可能だ。放送でありながら、視聴者の意思で番組を選択できる。放送する側も視聴に一定の制限を設けることで、観たい人にだけ番組を提供できるようになる。用途としては医療機関、ホテル、学校などの館内自主放送での利用を念頭に置いているという。

 今回展示したサービスはC-MUX Simpleの用途拡大を目指したもの。装置単体の販売だけではなく、サービスという形で提供することで、新たな需要を掘り起こす狙いがある。

##図版キャプション(chita1)

##図版キャプション(chita2)

チャンネルの視聴制限機能のデモ画面

チャンネルの視聴制限機能のデモ画面

#interbee2019

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