【CEATEC2011】三菱電機 大型有機EL方式の3次元曲面ディスプレイを展示
2011.10.26 UP
三菱電機ブースの様子
三菱電機は、幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2011において、有機ELの特徴である広視野角、高輝度・高コントラスト、およびデザインフリー性を活かした3次曲面形状のディスプレイをメインステージにて展示・紹介した。
■大きさ、形状をフレキシブルに構成
この3次元曲面ディスプレイは、パネルを組み合わせて大きさや形をフレキシブルに構成でき、軽量で高解像度な当社のオーロラビジョンOLEDを採用し、96mm角の有機ELパネルを組み合わせた直径2.7Mの1/3球面で、解像度は980×980ピクセルである。
LEDパネルは、光の指向性があるため、角度が50°〜60°を超えると光が弱くなり、見る角度によって色も変わってくる。しかし、有機ELは視野角が±80°と広く、見る角度によって色も変わらないため、「曲面や球面でも綺麗に表示することができ、幅広い映像表現が可能(説明員)」という。
■軽量で高解像度のオーロラビジョンOLED
オーロラビジョン OLEDは、パネルを組み合わせて大きさや形をフレキシブルに構成でき、軽量で高解像度を実現することが可能な映像システムで、「球体形状のディスプレイを、科学未来館のシンボル展示である地球ディスプレイ「Geo-Cosmos(ジオ・コスモス)」として利用して頂いている。大型スクリーンの設置が難しい場所での利用して欲しい(説明員)」と説明した。
三菱電機ブースの様子