【InterBEE 2011】ブラックマジックデザイン　SSDディスクレコーダー「HyperDeck Shuttle」や17インチLCDラックマウントモニター「SmartView HD」を出展

　ブラックマジックデザインは、幕張メッセで開催中のInterBEE 2011において、今年のNABやIBCで発表した新商品であるSSDディスクレコーダー「HyperDeck Shuttle」や17インチLCDラックマウントモニター「SmartView HD」を展示している。


■ SSDディスクレコーダー「HyperDeck Shuttle」を展示

　ブラックマジックデザインは、今年のNAB SHOWで発表したSSDディスクレコーダー「HyperDeck Shuttle」と、2つのSSDスロットを搭載したブロードキャストレコーダー「HyperDeck Studio」を展示している。ブースでは、実際に録画をするデモを行っている。

　「HyperDeck Shuttle」は、カメラに専用のマウントプレートを使いカメラに取り付けて使用する小型のSSDディスクレコーダーで非圧縮10bitのSDIまたはHDMIビデオをSSDへ記録することができる。また、「HyperDeck Studio」は、非圧縮10bitのSDIを記録するラックマウント型のSSDレコーダーで、1つのレコードディスクのメモリがフルになった場合、次のSSDに自動的にレコーディングを続けることができる。また、「HyperDeck Shuttle」にはファンクションコントロールが、「HyperDeck Studio」には、ジョグ/シャトリング用のノブなどが付いており、VTRの代わりとして利用してもらえる商品という。

　なお、「HyperDeck Studio」では、SSDに録画済みのコンテンツを再生させた場合、1つのSSDが終了した後、2つめのSSD側のコンテンツを自動で再生する機能はついていない。そこで、「再生の自動切り替えについても今後サポートする方向で検討していきたい」（説明員）と説明した。

　「HyperDeck Shuttle」の販売価格は29,980円、「HyperDeck Studio」の販売価格は85，980円という。


■ 17インチLCDラックマウントモニター「SmartView HD」を展示

　9月に行われたIBC 2011で発表、日本では2011年4Qに出荷予定の17インチLCDラックマウントモニター「SmartView HD」と8インチLCDスクリーン2面を搭載したコンパクトなSDIラックモニタリングシステム「SmartView Duo」を展示する。「SmartView HD」は、6Uサイズでラックにマウント可能な17インチのLCDスクリーンで、SD・HD・3Gb/s SDI映像をHDフル解像度でモニタリングできる。また、「SmartView Duo」は、3Uラックマウントサイズに2つの大型8インチスクリーンを搭載し、SD・HD・3Gb/s SDI映像をHDフル解像度でモニタリングでき、ライブでの利用を想定して、赤/緑/青にディスプレイされるタリーボーダーを備えたタリーランプ機能を有している。シニア・マーケティングマネージャーの荒井 幸子氏は「スイッチャと組み合わせた利用やポータブルのモニターラックに付け、野外中継時のモニタリングに利用して欲しい」と説明した。

　その他、ATEMプロダクションスイッチャーの新商品である「ATEM 2 M/E Broadcast Panel」、16系統の同時入力に対応した「ATEM 2 M/E Production Switcher」を参考出展している。また、デジタルエッグ社カラーリストの大田氏によるDaVinciカラーコレクター「DaVinci Resolve」のデモを実施している。

出展部門：映像・放送関連機材部門
展示ホール7、ブースNo.7201


（写真説明）
写真１：ブラックマジックデザインブースの様子
写真２：SSDディスクレコーダー「HyperDeck Shuttle」
写真３：SSDブロードキャストレコーダー「HyperDeck Studio」
写真４：17インチLCDラックマウントモニター「SmartView HD」（上）と8インチLCDスクリーン2面を搭載したラックモニタリングシステム「SmartView Duo」（下）
写真５：DaVinciカラーコレクター「DaVinci Resolve」のデモの様子