【ニュース】三菱電機 3D対応DLPリアプロを発売 レーザー光源を使用
2010.8.17 UP
三菱電機は7月29日に東京・丸の内の同社本社で記者会見を開き、3D(立体視)対応のレーザー光源使用の75V型DLP方式リアプロジェクションテレビ「レーザービュー」(市場想定価格75万円前後)を8月21日から国内市場で発売すると発表した。
同製品の最大の特徴は、LED光源とともに次世代光源の本命と期待されているレーザー光源を、リアプロジェクターの光源に使用したことにある。これにより液晶テレビの約2倍の色再現範囲を実現。これまでにない色鮮やかな映像を75型の大画面に表示することができる。
また、消費電力は約305ワットと同等サイズの液晶テレビの約半分の低消費電力を実現した。さらにDLP方式の採用で、その高速応答性から3D映像表示時にクロストークの少ない高画質の映像が再現できる。液晶シャッター方式の3Dメガネは2個同梱される。
会見した三菱電機リビング・デジタルメディア事業本部家電事業部副事業部長の伊藤正輝氏は、「既に米国で今年5月から先行発売されているが、75型の超大画面ながら安価な価格設定が評価され、米国の多くの家庭に導入が始まっている。国内市場では、米国のように大きい部屋を持つ家庭が少ないため、民生用もさることながら、デジタルサイネージやレジャー娯楽施設向けなどの業務用市場への販売も強化する。75型でありながら3D対応テレビでは最も安価な製品となるだけに、期待は大きい」と話す。