【InterBEE2010】イントピックス・アイランド 4K解像度対応JPEG2000 IPコアを使ったソリューションを展示
2010.11.21 UP
ベルギーに本社を置くイントピックス・アイランドは、開催中のInterBEE 2010において、自社の4K解像度対応のJPEG 2000エンコーダ/デコーダ IPコアを使ったソリューションを展示、4K解像度JPEG2000のデモとこのIPコアを搭載したJPEG2000 4Kボード「PRISTINE」による3D映像デモンストレーションを行っている。
4K解像度対応のJPEG2000エンコーダ/デコーダ IPコアは、XilinxのシングルFPGAチップVirtex 5RFPGAテクノロジーに最適化されており、DCI(Digital Cinema Initiative)準拠、最大96fpsまでのフレームレート、最大500Mbpsまでのビットレートに対応している。また、3D映像デモンストレーションに使用しているJPEG 2000 4Kボード「PRISTINE」は、3G-SDI/HD-SDI4入出力のPCI Expressボード。
JPEG2000の優位性について、イントピックス・アイランドの代表取締役社長で、ビレッジアイランド社の代表取締役社長でもあるヴァンドルプ・ミカエル氏は、「フレーム・バイ・フレームの圧縮であるため、人間の目に優しい映像表現ができる」と説明した。
この4K解像度対応JPEG200 IPコアの想定ソリューションについて、「デジタルシネマ、放送、医療、宇宙関連に利用してもらうことを考えている(同氏)」という。
なお、ヴァンドルプ・ミカエル氏によると、「4K JPEG2000デコーダIPコアをソニーとNECディスプレイソリューションズへライセンスし、ソニーの高精細液晶ディスプレイデバイス「4K SXRD」とNECディスプレイソリューションズのDLPシネマプロジェクターに採用してもらった(同氏)」と説明した。