【Inter BEE 2011】出展企業[プロ機材ドットコム]デジタル一眼ムービーの周辺機材を中心に刻々と変化する撮影環境に柔軟に対応
2011.9.4 UP
昨年のInterBEEブース展示
新宿にある東京ショールーム
映像機器が所狭しと並ぶ
デジタル一眼ムービーの周辺機器も充実
■撮影周辺機器を中心に販売
2009年からInterBEEに出展している、撮影周辺機材のガジェット類を中心に販売を行っている『プロ機材ドットコム』。沖縄・那覇に本社を置き、スチルカメラの撮影周辺機器を中心に、2002年からWebサイトでの撮影機材の周辺機器を販売を開始している。主にライト、三脚、クランプ、商品撮影用のボックススタジオなど、大小さまざまなスチルカメラマン向けのサポートアイテムを中心に販売実績を伸ばしてきた。『プロ機材ドットコム』として販売チャンネルをオープンしたのは2008年4月からで、東京の拠点であり、実際の商品を見ることができる東京ショールーム(新宿)もそれに合わせて開設された。
■”沖縄自由貿易区域”を拠点に輸入から配送までを効率化
同社は輸入業者であり会社母体である『有限会社アネット』と、販売会社の『プロ機材ドットコム』という2社で構成されており、現在、両社の沖縄本社があるフリートレードゾーン(沖縄自由貿易区域)には、2004年に移転。このフリートレードゾーンには“保税地域”と呼ばれる、貨物を輸入手続き未済のまま蔵置し、さらにここで加工・製造、展示等をすることができる特定の場所がある。ここで輸入コンテナの面倒な通関手続き等を全て自社内で完結でき、さらにここから全国へ荷物の配送も即日できることから、輸入から配送までにまつわる面倒な手続きを一気に時間短縮/簡素化でき、さらには様々な税制免除の優遇措置が受けられることから、多くの商品を格安で販売することができる仕組みだ。
■デジタル一眼ムービーの隆盛に応じて扱い製品が拡大
2008年後半ごろからムーブメントになってきた、デジタル一眼ムービーの隆盛とともに映像制作分野の製品アイテムも数多く取り扱うようになり、現在は撮影用リグやマットボックス、フォローフォーカス、リモコンなどの動画撮影サポート製品や、さらにLEDライト、クレーン、ミニジブ、スライダーなど数多くの製品群を揃えている。その多くは米国を始め、台湾、中国、インドなどから輸入されている商品が多い。アジア圏の製品等は品質面で不安を持つユーザーもいるかもしれないが、その製品精度などの品質は少しずつ向上して来ているという。
「弊社の製品は中国やインドで制作していますが、中国では数年前に比べて日々工作精度が格段に上がってきています。さらに弊社では2011年5月から弊社の日本人スタッフが中国の現地生産工場がある東莞(ドゥンガン)に駐在員事務所を開設し、弊社製品のクオリティコントロールやディレクションを行っています。ここには弊社のオリジナルブランド製品『TEEDA』や当社製品の多くを製造する「ファルコンアイズ」社の工場もあり、きめ細かな品質管理とスピード感のある新製品開発が可能になりましたので、今後はさらにこちら側の精密な要求が製品にも反映されてくるでしょう。」(東京ショールーム:店長 嶋田源三 氏)
■プロカメラマンによる製品プロデュース
プロ機材ドットコムの製品群が信頼おける要素として、キャリアのあるプロカメラマンのプロデュースによる製品が提供されていること。アネットの代表でもある茶野邦雄氏は、ニューヨークでプロカメラマンのキャリアを積んだ経験を持ち、現在でも有名飲料メーカーの製品写真など、多くの広告写真撮影を手がけるプロカメラマンであり、彼のもとで各製品がプロデュース生産/輸入されているのも特徴の一つだ。
さらにカメラマンという実ユーザー視点からの製品を目指し、製品の単なる並行輸入販売だけでなく、沖縄本社では各種加工機械を装備して、製品をオリジナル仕様にカスタマイズするなどの工夫も行われている。プロ機材ドットコムが現在取り扱っている製品アイテム数は約600点強ほどになる。安い製品をどう上手く使いこなすかが現在のクリエイターに求められるアイディアだが、そうした要素もプロ機材ドットコムが提供している場面が多くなって来たようだ。
嶋田「もちろん既成の製品をそのまま使って頂く事はもちろんですが、弊社の製品は安価なものも多いので、弊社の製品を購入後に、これをベースにユーザーさんがご自身で、自分専用のオリジナルのツールにカスタマイズされたりするケースもあります。現在はスチルとムービーのお客様が50/50くらいになっており、ムービー関連のお客様が近年非常に増えています。元々スチルカメラマンの方がムービーも撮影するようになったというお客様も増えていますね。スチル用の製品がそのまま動画でも使えるものもありますので、そういったどちらにでも使い回しが可能な機材としての需要も多くなってきています。弊社の商品の中でもこうしたヒット商品としては、各種LEDライトやスライダーなどもかなり売れ筋商品になっていますね。」
■動画撮影関連の製品紹介サイトを開設
さらに今年からは動画撮影関連の製品紹介や、動画製品市場の展示会情報などを配信する専門サイト『PROKIZAI.TV』を開設し、自らムービー撮影市場の拡大にも務めている。また撮影機材周辺だけではなく、展示会などでの製品/会社プロモーションや製品PRバックとしても有効な、自然素材のインド麻(ジュート)を使用した『麻エコバッグ』などの販促ツールの制作も行っており、今後も様々な製品展開を目指しているようだ。InterBEE2011でも新たな製品群を数多く展示する予定だ。
プロ機材ドットコム
http://www.prokizai.com
PROKIZAI.TV
http://www.prokizai.tv
麻エコバック
http://www.asaecobag.com
東京ショールーム
http://www.prokizai.com/tsr/index.html#img/01.jpg
東京都渋谷区代々木3-31-5 ALCAZAR 1階
Tel: 03-6906-8280
Fax: 03-6906-8281
営業時間:月曜~土曜/10:00~19:00
(休業:日曜、祝日、年末年始、お盆)
昨年のInterBEEブース展示
新宿にある東京ショールーム
映像機器が所狭しと並ぶ
デジタル一眼ムービーの周辺機器も充実