【ニュース】パナソニック 小型ライブスイッチャー「AV-HS450」に3D映像制作機能を追加
2010.10.28 UP
■新オプションボード「AV-HSO4M7D」を発表
パナソニック3D(立体視)用にHD-SDI出力4系統を搭載する新オプションボード「AV-HS04M7D」により、小型ライブスイッチャー「AV-HS450」に3D映像制作機能を追加した。2chの映像の同時切り替えおよび、ディゾルブやワイプなどの効果付けを行うことができる。ライブ中継用に適した機能を搭載したことで、設営場所や運用形態をコンパクトに抑えられる。
また、LR2chに同時にクロマキー(プライマット)を適用。映像確認用のL、Rおよびミックス映像表示や視差確認モードも対応する。撮影現場で仮合成して、仕上がりを確認することが可能になる。顧客から要望の強かったサイドバイサイド出力や映像反転機能も搭載した。発表会では、CM撮影を意識して制作したデモ映像を紹介した。
同社の小型スイッチャーは、2008年の「AV-HS300」に始まり、「同450」、「同50」を発売。9月末で、世界で8000台の販売を記録した。「マルチビュー搭載やクロマキーなどの機能により業界標準を作った。昨年末から急速に立ち上がった3D市場に向け、爆発的に販売したい」(同社)という。
発売は11年春。価格は50-60万円を予定している。