【IBC2009】EUプロジェクト、ディジタルシネマのアーカイブ保存にJPEG2000を採用
2009.9.13 UP
<<欧州ディジタルシネマのプロジェクトがアーカイブ方式をJPEG2000に決定>>
独フラウンフォーファー研究所(FhG/IIS)のアーン・ノワーク氏は12日午後講演し、欧州のデジタルシネマに関するプロジェクト「EDCINEプロジェクト」が、JPEG2000をアーカイブ用の符号化方式として採用することを明らかにした。
このプロジェクトでは、ディジタル・アーカイブの構築と、アーカイブへのアクセス方式の確立が目標の一つとなっている。アーカイブは、保存用とアクセス用にデータ形式を分け、保存用はロスレスのJPEG2000、アクセス用は最大500MbpsのJPEG2000を採用するとしている。
JPEG2000は、米国連邦議会図書館で地図保存用フォーマットとして採用されているが、欧州においては動画の高画質保存用に普及する可能性が高まった。
(映像新聞社 杉沼浩司)