bmcoフォーラム モバイルTVのソリューションを展示

2008.10.24 UP

 IBC2008の「モバイルゾーン」で、携帯端末向けテレビ放送の主要企業連合「bmco((Broadcast Mobile Convergence)フォーラム)が最新の製品と応用技術を披露して注目を集めている。
 アルカテル/ルーセント、B21C、キャストラボ、GMIT、クアルコム、セーフネット、トムソン、ウビパートが自社のモバイルテレビ用ソリューションを共同展示しているもの。クアルコムは、日本を含め世界各国で展開している携帯向け放送システム「メディアFLO」の新しい端末をデモ。トムソンは、同放送実現の基盤となる総合的なソリューションを紹介した。
 bmcoフォーラムは、携帯端末向け放送の普及を推進する非営利組織。①規制、法律などに関するロビー活動や、DVB―Hと他方式との相互運用性の向上、伝送技術の検討、受信システム、ネットワーク技術の研究、ビジネスモデルの研究など、各ワーキンググループ(WG)が、方式を問わず、携帯端末向けテレビ事業を成功させるための作業をしている。本部は独ベルリン。
 会員は、欧州を中心に、各国の放送事業者やコンテンツプロバイダー、モバイルネットワーク・オペレーター、放送ネットワーク・オペレーター、プラットフオームベンダー、電子機器メーカー、官公庁、研究調査機関など。DVB―Hを推進する欧州デジタル放送標準策定機関のDVBもメンバー。欧州企業が会員の70%を占める。
 ノキア、モトローラ、ボーダフォンなどが幹事会社を務める一方、英国通信会社のオレンジといった欧州の有力通信系企業も会員に加わり、影響力を強めている。
 bmcoフォーラムは、「モバイルテレビの世界のすう勢や欧州における法律・規制、方式間の相互運用性、コンテンツ、双方向サービス、車載システムとの融合、ビジネスモデルなどについて、現状を確認できるだろう」としている。

【映像新聞社】

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