【InterBEE 2010 プレ・インタビュー】朋栄 創立40周年のテーマ「イノベーションを継続する」 USTREAMで3Dバーチャルスタジオの中継実施へ

2010.11.10 UP

清原副社長
白鳥氏

白鳥氏

高速度カメラ『VFC-7000』

高速度カメラ『VFC-7000』

InterBEE2010の朋栄ブース(イメージ図)

InterBEE2010の朋栄ブース(イメージ図)

<InterBEE2010 プレインタビュー>


<出展社>
株式会社 朋栄

<インタビュー>
取締役 副社長 
清原 克明 氏

営業本部 企画室 広報担当
白鳥 貴之 氏

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■10点のトピックを掲げ、国内市場へ積極姿勢

 今年、会社創立40周年を迎えた株式会社 朋栄は、Continuous Innovation(イノベーションを継続する)というテーマを掲げ、ユーザーから求められるものを創造し続ける(継続する)という立場をより大事にすることを明言。最初の展示会となるInterBEE2010でも同テーマで展示を行う。

 「朋栄はこの10月から新年度となり、40年目を迎えております。業界情勢が厳しい中、この芳しくない状況において、弊社のような会社にとっては逆に追い風と捉え、前向きに事業を進めて行きたいと考えています。国内の需要は閉塞感があり、国際市場への展開も積極的に進めている会社が多い中でも、朋栄としては、国内需要へも力を抜かずに営業展開をしていきたいと考えています」(清原)


■15年以上継続して出展のバーチャルスタジオ展示

 「その節目の年におけるInterBEE出展ですが、今年は−Continuous Innovation−をテーマとして出展、みどころとして10点のトピックスを掲げます。恒例のバーチャルスタジオ展示は、展示を開始してから15年以上継続していますが今年も展示します。バーチャルシステムは、以前に比べて簡単かつローコストになってきており、システム提案においても非常に重要な役割を担っています」


■初の試み 会場からUSTREAMによるライブ中継を実施 3Dの映像配信も

 「また、中央にMediaConciergeのプレゼンテーションステージを設け、ソリューションの紹介とともにお客様の事例紹介を交えたプレゼンテーションを行います。一方、製品の展示としては、ファイルベース/アーカイブ向け製品として力を入れている『LTR-100HS』を始めとして、マルチパーパスシグナルプロセッサ『FA-9500』、さらに3D撮影に対応した高速度カメラ『VFC-7000』など多岐にわたる製品群も展示いたします」

 「『VFC-7000』は、特殊用途向けカメラではありますが、3Dにも対応可能な製品ということで、活躍の機会が広がる製品になるのではないかと考えております。さらに今回のInterBEE2010での新たな試みといたしまして、会場からUSTREAMによるライブ中継を行います。この中では3Dでの映像配信も考えています。」(清原)

今年の朋栄の注目点は次の10ポイントとなる。

(1) VRCAM2:2D/3Dサイマルデモンストレーション
(2) MediaConcierge:製品デモンストレーション
(3) LTR-100HS:各種ソリューション展示
(4) ARIB TR-B31:ファイル交換基準準拠
(5) HVS-350HS:4面マルチスクリーン表示
(6) FA-9500:多機能マルチパーパスシグナルプロセッサ
(7) VFC-7000:3D撮影も可能な高速度カメラ
(8) 3D-VWS Tri:新キャラクタジェネレータ
(9) HTG-35:デジアナ再送信向け関連製品
(10)ブース内USTREAM中継(3D中継あり)


■ファイルベースとベースバンドを両立させる製品開発

 「放送・業務用という分野においては、流れとしてファイルベース/ファイル化というのが近年の大きなテーマであると考えており、弊社もファイルベースシステムについては積極的な研究開発を進めており、構想してきたシステムが完成しつつあります」

 「だからといってファイルベースばかりを追求するのではなく、実際目で見るアナログ(ベースバンド)の世界も重要だと考えています。ファイルベース/ベースバンド、そのどちらに偏ること無く、両立させるような製品開発を続けていきたいと考えております。」(清原)


■継続がキーワード 

「InterBEEは国内では一番力を入れているイベントであり、毎年その時点でベストなものを出展することを心がけています。出展規模を縮小する会社が多い中でも、弊社のブースはいつもと変わらずベストな内容をお見せしたいと思います」(白鳥)

 「今回は本当にご紹介しきれないほどの新製品やトピックスがあるのですが、その中でも厳選したものが先に挙げた10点です」(白鳥)

 「中でも『FA-9500』はInterBEE2010初披露の目玉製品の一つで、放送局様でも数多く導入頂いている『FA-9100』の後継機種にあたり、以前はオプション扱いだったアップ/ダウン/クロスコンバータやカラーコレクタ機能を標準装備、価格も国内では75万円(税抜き)で、コストパフォーマンスの高い製品になるのではないかと考えています」(白鳥)

 「その他、昨年のInterBEE2009で技術展示させて頂いたマルチフォーマットプレーヤの『MBP-100MP』は、放送局におけるファイル素材のバンク登録時に使って頂きたい製品です。既存のバンクシステムはベースバンドシステムで構築されているものがほとんどだと思いますが、ファイル交換やファイル納入形式として各種ファイルフォーマットが規定されたので、既存のバンクシステムにもファイル対応の必然性が出て来ています」(白鳥)

 「既存のバンクシステムを運用しつつ、ファイル対応の入り口を設けることができるという点で、この『MBP-100MP』を有効利用して頂けるのではないかと考えています。」(白鳥)

 また同社のブースでは、今年は会場からUSTREAMによるネット放送の生中継を行う。また番組内ではアナグリフ方式による3Dでの映像配信を試みるなど、新たな展開を見せる朋栄のブースに要注目だ。

USTREAM リンクの案内は下記同社サイトまで
http://www.for-a.co.jp/

白鳥氏

白鳥氏

高速度カメラ『VFC-7000』

高速度カメラ『VFC-7000』

InterBEE2010の朋栄ブース(イメージ図)

InterBEE2010の朋栄ブース(イメージ図)

#interbee2019

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