ビジュアル・プロセッシング・ジャパン、最先端の映像制作ワークフローで生産性向上を実現
2008.10.24 UP
ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは、ビジュアルプロセッシングに特化したユニークなシステムインテグレータとして、オープン環境でのデジタルコンテンツ制作ソリューションを提案しています。今回のInter BEEでは、「KAIZEN! 最先端オープンソフトウェアベース映像制作ワークフロー」をテーマに、ネットワーク/ストレージソリューション「metaSAN」を中心にしたコストパフォーマンスの高い映像制作ワークフローを紹介します。
■オープン環境でのデジタルコンテンツ制作を総合プロデュース
ビジュアル・プロセッシング・ジャパンは、設立以来、一貫してビジュアルプロセッシングに注目し、コンテンツ制作・管理・運用に携わるプロフェッショナルユーザーから一般企業まで、生産性の高いデジタルコンテンツ制作ソリューションを総合的にプロデュースしています。とくに、MacやWindowsなどPCをベースにしたオープン環境でのデジタルコンテンツ制作に着目し、独自の技術と運用ノウハウを駆使してシステム構築をサポートします。
代表取締役社長の三村博明氏は、「コンテンツ制作のデジタル化は、広告・出版・印刷業界で先行して進んでいますが、ネットワークの高速化、ストレージの大容量化、そしてビジュアルプロセッシング技術の高度化にともない、映像・放送業界にも着実に広がり始めています。今や、プロ向けの専用システムがなくても、オープンのPC環境と汎用アプリケーションがあれば、誰でも映像編集が可能になりました。そうした中で、制作現場の視点に立って、より効率的で生産性の高い映像制作のワークフローを提案していくのが当社の役割です」と述べています。
■大容量の映像素材を効率的に編集・管理できるSANソリューションに注力
同社が今、力を注いでいるのが、汎用のアプリケーション、ハードウェア、ネットワーク技術を駆使した、コストパフォーマンスの高いSAN(ストレージ・エリア・ネットワーク)ベース映像制作ワークフローです。そして、その中核を担っている製品がネットワーク/ストレージソリューション「metaSAN」です。「metaSAN」は、Windowsを始め、Mac、Linuxなどが混在したクロスプラットフォーム環境において、ファイバーチャネルによる高速ファイルシェアを実現するSANマネジメントソフトウェアで、ストレージ上の映像素材ファイルに直接アクセスし、編集作業を行うことができます。「metaSAN」の活用により個々のワークステーションは、ネットワーク経由でのファイルのダウンロードやアップロードを行う必要はありません。すでに40~50社への導入実績をもっています。
さらに、この「metaSAN」にデータ管理ソリューションの新製品「thiiDa2」を組み合わせることで、大容量化する映像素材データの共有や管理の効率化を実現します。「thiiDa2」では、ブラウザによるファイル管理からデータベース構築、アップロード・ダウンロード、ダイレクトマウント、データバックアップまで、ストレージ運用と制作ワークフローを幅広くサポート。これにより、編集者間のデータ受け渡しや素材の検索など、大容量データの取り扱いに要する業務負荷を軽減し、映像制作業全体の生産性向上を図ることができます。
■展示ブースにSAN環境を構築、映像素材データの編集作業をデモ
InterBEEの展示ブースでは、「metaSAN」と「thiiDa2」によるSANベース映像制作ワークフローのデモ環境を構築し、実際にAdobe Premiere、AfterEffectsやApple Final Cut、Shakeなどの汎用アプリケーション、およびシネマ用デジタルビデオカメラの「レッドワン」、放送向けHDビデオキャプチャカード「AJA XENA」や「Matrox MXO2」などと連携した映像編集作業を披露します。また、「metaSAN」の導入企業であるエアフレイム社によるユーザーセッションも予定しており、「metaSAN」の導入メリット、活用事例などを来場者にアピールします。
「高額な専用システムを導入するのではなく、オープンなPCシステムと汎用アプリケーション、そして先進のネットワーク/ストレージ技術を活用すれば、低コストで効率的な映像制作ワークフローが実現できることを、多くの放送・映像関係者に実感してもらいたいですね」と三村氏。同社ブースは、放送・映像関係者にとって、最先端の映像制作ソリューションに触れることができる大きなチャンスといえるでしょう。
【Inter BEEニュースセンター】
◎写真1枚目
「metaSAN」のイメージ図
◎写真2枚目
「thiiDa2」のメイン画面
◎写真3枚目
SANベース映像制作ワークフロー