【ニュース】グッドコミュニケーションズとメディアキャスト、ユビキタス特区で国内初ホテル内デジタルサイネージ実証実験を11月中旬から開始

＜＜データ放送機能を使い、ホテルの客室テレビにデジタルサイネージ＞＞

　株式会社グッドコミュニケーションズと、株式会社メディアキャストは、鹿児島市内の宿泊施設でデータ放送機能を使った、デジタルサイネージ実証実験を11月中旬から行う。
　デジタル自主放送、番組連動型データ放送および双方向データ通信を使い、客室テレビで宿泊施設周辺の店舗情報等を提供するもので、国内では初めての試みだという。

　今回の実験は、総務省の『平成 20年度 ICT地域経済活性化事業 (「ユビキタス特区」事業)』の取り組みの一環として推進されている地域情報発信力向上プロジェクトのひとつ。
　「宿泊施設内個別自主放送とクラウド型コンテンツ流通プラットホームを活用した観光コンテンツ流通モデルの実証」を目的とした実験として、グッドコミュニケーションズが受託した。


＜＜インターネット経由で地域の情報を配信＞＞

　実験期間は2009年 11月中旬から 2010年 3月末日までの予定。今回の実験では、グッドコミュニケーションズが従来から提供しているアナログ自主放送番組「かごしま おもてなしテレビ」をデジタル自主放送版に発展させ、メディアキャストが提供するデータ放送技術を使って、宿泊施設周辺の「お食事」「お土産」「癒し」などの様々な店舗の最新のPR情報を、効果的に映像と連動して表示されるように配信する。

　デジタルテレビに接続されたインターネット経由で詳細情報の配信や店舗検索などの双方向によるデータ通信と各種便利機能をシームレスに利用でき、放送と通信を融合させたサービスを実現できること実証する。

　公共施設や学校、宿泊施設、店舗、企業などにおいてもデジタル化による新しいビジネスやサービスの展開が模索されている中、今回の本格的なデジタルサイネージ実験の結果が、全国館内共聴設備のデジタル化の加速を導くことに期待が寄せられている。

　メディアキャストは、11月18-20日に千葉・幕張メッセで開催されるInterBEE2009にの自社ブースで、同実験と同等のシステムを公開する。