【InterBEE2009】NHK、リニア編集を併用できるハイブリッドノンリニア編集機をさくら映機と共同開発 三友ブースで展示

2009.11.19 UP

<<ノンリニアとリニアの両特徴を備えたシステム>>

 日本放送協会(NHK)は2009年11月17日、効率的な編集と実時間での映像加工処理(DVE)ができる「ハイブリッドノンリニア編集機」を、さくら映機と共同で開発したと発表した。三友のブースにおいて、さくら映機の「Prunus Express」のデモで、この最新仕様を紹介している。

 このシステムは、ノンリニア編集の効率性と、実時間でDVEなどの映像加工処理できるリニア編集機の双方のメリットを兼ね備えたシステム。 

 放送局では、VTRのリニア編集機に代わってノンリニア編集機が普及し始めているが、単体で使用することを前提に設計されている部分、まだDVEなど映像加工にはリアルタイム性に欠けている。

 そこでNHKでは、外部のタイムコードに追従することができる新たな方式を考案し、さくら映機と共に、リニア編集機同様に外部のコントローラーからノンリニア編集機を制御できる、ハイブリッドノンリニア編集機を開発した。

 一般にノンリニア編集機の映像出力は1系統であるが、今回はノンリニア編集機に2系統の出力端子を付けた。 これらの出力を外部のDVE装置に入力し、高速に画像処理を行い、その後、ハイブリッドノンリニア編集機で収録することにより、映像加工の処理時間を大幅に短縮することが可能になった。

#interbee2019

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