【ニュース】NHK 音楽コンクールの地方大会をビットメディア社のP2P技術「シェアキャスト2プラス」でネット・ライブ中継

2009.9.9 UP

NHK全国学校音楽コンクールのもよう
九州ブロックのP2P配信オペレーションセンター

九州ブロックのP2P配信オペレーションセンター

<<コンクールをインターネットでライブ中継>>

 P2Pライブ配信技術を開発するビットメディア(東京都渋谷区、代表取締役社長 高野雅晴)は、同社のP2P技術を用いて、NHKが実施する第76回NHK全国学校音楽コンクールの「九州ブロック」、「関東甲信越ブロック」および「東北ブロック」のブロックコンクール・インターネットライブ中継を行う。8月27日から9月13日の間、九州、関東甲信越、東北の各ブロックの小学校部門、中学・高校部門の2回分を配信する。


<<”地元の家族にライブで見せたい”との要望が多数>>

 NHK全国学校音楽コンクールは、全国大会についてはテレビ放送を行っているが、地域大会については放送せず、関係者から、「地元県で開催されないブロックコンクールを、なんらかの方法で観覧したい」という要望が多く、これに応えるねらいでP2Pを用いたという。


<<注目浴びる国産P2P技術「シェアキャスト」>>

 NHKが今回採用した技術は、ビットメディアとアンクルが共同で開発したP2Pライブ配信ソリューション「シェアキャスト2プラス」。P2PエンジンをJavaアプレット化することにより、P2P専用ソフトをインストールせずに利用できる。そのため、通常のウェブブラウザー(Microsoft Internet Explorer、Firefox、Safari)で視聴・中継が可能になった点が大きな特徴。Mac環境でもP2Pユーザとして利用可能という。国産のP2P技術として2002年に初めて事業化を実現している。

 シェアキャスト2プラスはすでに「エフエム世田谷人気番組の生放送ライブ配信」や「JFL ガイナーレ鳥取戦のライブ中継」など、生中継伝送の実績を持つ。また、総務省が支援するネットワーク高度利用推進協議会(会長:東京大学大学院教授 浅見徹、事務局 財団法人マルチメディア振興センター)の実証実験でも採用されている。

九州ブロックのP2P配信オペレーションセンター

九州ブロックのP2P配信オペレーションセンター

#interbee2019

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