【IFA2009】欧州でも高まる3D熱 パナソニックが映画「アバター」のプロモ映像を立体視上映

2009.9.10 UP

IFAが開催されたドイツメッセ
パナソニックは映画「アバター」のプロモ映像を3D上映

パナソニックは映画「アバター」のプロモ映像を3D上映

ソニーは2010年の3D対応を強調

ソニーは2010年の3D対応を強調

フィリップスが展示した21:9の3Dディスプレー

フィリップスが展示した21:9の3Dディスプレー

<<欧州でも立体視ブーム到来か>>

 9月4-9日の6日間、ドイツ・ベルリンのドイツメッセにおいて開催された、コンシューマー・エレクトロニクスの展示会、IFA2009では、ソニー、パナソニックをはじめ、多くの大手メーカーから3D立体視対応のディスプレーの展示があり、立体視ブームの本格化を感じさせた。


<<パナソニック 映画「アバター」の立体視プロモ映像を上映>>

  既に3D対応テレビの2010年発売を表明しているパナソニックは、PDPによる3Dシアターを開設し、その魅力をアピールした。JVCも3Dテレビ専用の区画を設け、3Dテレビの他、同社の2D-3D変換技術などを展示していた。
 パナソニックはまた、2009年12月に公開予定の話題作「アバター」のプロモーション映像を、自社ブースの立体映像上映スペースで紹介。アバターに登場するロボットの実写モデルの展示や、ジェームズ・キャメロン監督のコメント映像などを流し、多くの観衆を集めた。


<<ソニーは2010年3Dテレビ投入を強調>>
 ソニーは、IFA開催前のプレスカンファレンスで、同社のストリンガー会長が2010年に立体視対応のブラビアを投入すると発表。会場でも、「ソニーが2010年に家庭に3Dをもたらす」とのサインを掲げ、立体視のデモをさかんに行っていた。また、VAIO、サイバーショット(デジタルカメラ)も3D化と思わせるイラストも掲げていたが、実際の製品の展示はなかった。


<<フィリップスは21:9で3D対応機>>

 ゲーム用3Dディスプレイで先行した韓国企業は、サムスン電子、LG電子の両方が3Dテレビを出展した。特にLG電子は、LCD、PDP、プロジェクタの三分野で3D対応機を見せており、その積極姿勢が目立った。
 蘭フィリップスは、縦横比が16:9より大きな、21:9との値をもったLCDテレビを出展し、これを3D化していた。21:9は、映画の画面比率に近く、リアリティが高い映像を提供できるとしている。
 各社の3D方式は、PDPでは各社ともシャッター方式を採用している。LCDは、シャッター方式と偏光フィルター方式(画面に特殊な偏光フィルターを貼る)がともに出展されており、一方式に固まっていない模様だった。

 各社のブースでは3D対応のテレビは見られたが、ブルー・レイ機器については、明確なデモンストレーションは無かった。3D出力を行っているブルー・レイ機を見せたのはフィリップスのみで、他社はソースを明確にしていなかった。

パナソニックは映画「アバター」のプロモ映像を3D上映

パナソニックは映画「アバター」のプロモ映像を3D上映

ソニーは2010年の3D対応を強調

ソニーは2010年の3D対応を強調

フィリップスが展示した21:9の3Dディスプレー

フィリップスが展示した21:9の3Dディスプレー

#interbee2019

  • Twetter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube