来場者からの声【Vol.2】
2007.11.21 UP
Inter BEE 2007の2日目の来場者の声をピックアップしました。Inter Beeは音と映像の通信のプロフェッショナル展であり、最先端の技術を展示する場でもあります。そのプロの技術や最先端情報を求めて、様々な立場の方がInter BEEを活用されています。
■航空関連会社(千葉)勤務、24歳、女性
「航空関連の音響機材や航空機内の音響関連機器の整備を担当しています。取引きのある企業を中心にブースをまわって、担当者の方と面談して、新製品を実際に見て確認したり、最新の動向をヒアリングしたりしています。普段、取引先の方と直接会って話をすることは難しいので、このイベントは非常にありがたく活用しています。また、新製品についてもホームページ上の画像だけはわからない、製品の裏面や細かい部分なども手にとってチェックできたり、デモを見ることができるので、新たに導入を検討する際の参考になります。会場にくるのは1昨年以来、2回目ですが、今回は通路が広くなって見やすくなった気がします。個人的には、音響関連の書籍やヘッドフォン、CDプレーヤーの最新動向が気になりますね」
■音響関連企業(札幌)勤務、28歳、男性
「会社ではPA全般、レコーディングを主に担当しています。音響関連の最新情報を広く収集し、見聞を広げることを目的にブースをまわっています。今年で2回目になりますが、今回とくにポイントにしているのはデジタルミキサーです。各社から最新の製品が一堂に展示されているので、見比べることができるのはとても参考になります。実際に比較してみると、後から発売しているメーカーの方が優れた機能を搭載していることがわかりました。その中で、気になった製品がある場合は、デモ機を取り寄せて、現場で音響品質をテストして導入を検討しています」
■ソフトウェアメーカー(東京)勤務、38歳、女性
「映像関連のソフトウェア制作を手がけています。ソフトウェアの新規開発、バージョンアップなどに役立つ業界の最新動向を収集するためにやってきました。主にチェックしているのは、映像素材を加工するための製品の最新トレンドと素材自体の新しい動きです。あわせて、当社と関連性のあるソフトウェアや競合となるソフトウェアの情報収集も欠かせません。自分たちの製品と比べて、どの機能が優れている、あの機能が足りない・・・など、次の製品開発に結びつく情報を収集するようにしています。今年は3回目になりますが、前回に比べてにぎやかになって、盛り上がっている気がします。各ブースをまわってみた感想としては、各社ともリアルタイムで品質のよい映像配信に取り組んでいる傾向が伺えました」
■テレビ局(関西)勤務、55歳、男性
「来年の3月、私たちの局ではデジタル中継局を一挙に6局開局する予定です。それに向けて様々な設備、機器の購入のための資料や情報の収集という非常に具体的な目的をもって今年のInter BEEにやって来ました」
「そんなタイミングなので、技術系のスタッフだけでも7名ほどは今年のInter BEEに来ています。全員が揃って来ては業務に差し支えが出るので、日程をずらして来ました。また、編集機やカメラの機種選択は技術の人間だけでは対応できないので、ユーザーである報道部や製作部のディレクターやカメラマンも来ています。とはいえ、地方局ですから予算がそれほど取れず、デジタル化といっても大規模なものは必要ありません。コンパクトでコストパフォーマンスのいいものを探しています。今年度中には機種を決めねばならないので、局に帰ってから最終的な機種選定の会議を開催します」
「管理職(部長)ですから、技術の現場で今何が起こっているのかなどといった最先端の知識を得るためにもInter BEEを利用しています。ここ20年くらい毎年Inter BEEに来ているので、各社のブースを見て回ると、どこが人気があって、どこが元気がないな、とかがわかってくる。こういう情報は新聞や雑誌を読んでいてもわからないですよね。また、Inter BEEはとくに若い技術者に見せて、もっと勉強してほしいですね。経費の問題もあってなかなか難しいですが」。
■映像制作会社(大阪)勤務、39歳、男性
「IP通信や映像制作に関連する展示に注目しています。この業界は、次々と新しい機材や技術が出てきますので、その動きにおいていかれないよう、最新の業界情報を収集するためにやってきました。また、収集した情報をもとに、社内への新しい機材の導入を考えたり、コスト的な面を考えて今使っている機材との入れ替えを検討するなど、社内の業務効率化を推進するうえでもメリットの大きい展示会だと思っています。実際に、予想以上に新製品や新技術の展示があって、今回も非常に役に立つ情報を得ることができました」
■放送機器販売会社(東京)勤務、34歳、男性
「放送機器関連の販売会社としての視点から、放送・映像業界の最新動向をチェックするためにやってきました。今回で3回目になります。さまざまな新製品・新技術が展示されていますが、そのなかでもポイントにしているのは、当社にとって売れる商品であるかどうか。お客様からのニーズが高く、実際に買ってもらえそうな製品を探しています。会場で直接商談をすることはありませんが、ブースの担当者からさまざまな情報を収集して、いったん持ち帰り、その後、検討してから仕入れ先に問い合わせて製品を取り扱うようにしています」
【ニュースセンター】