ハリス プレス発表を開催

2008.10.24 UP

 ハリス(ホール7 7.G20)は9月11日アムステルダムのNEMO博物館において記者発表会を行い、一括したサービスと方向性を強くアピール。ハリス製品がオープンスタンダードベースによるため相互運用性が高く、マルチプラットホーム対応であることを強調した。
 冒頭に講演したハリス・ブロードキャスト・コミュニケーション担当社長のティム・ソースタイソン氏は、昨年度のハリスの放送製品は10%の伸びを見せたが、その成長は米国外での成長であると説明した。
■3Gb/sインフラ製品
 現在アナログの放送施設でも、多くがソフトウェアキーベースであるハリス製品ならアナログからデジタル、ひいては1080pへの移行が高額の資金を確保しなくても可能になるという。このIBCで「NEXIO AMPメディアプラットホーム」の1080p I/Oのサポートを展示し、NEXIO AMPが放送産業初の3Gb/s放送サーバーであることを強調した。「SFS6800+」も放送産業初の3Gb/sが組み込まれているオーディオ/ビデオシンクロナイザーとして展示する。ルーターや計測機についてもPlatinum MX 3 Gb/sルーター製品ラインや、既存の製品ライン用の3 Gb/sモジュールを発表した。
■密度が倍で値段が半分
 ハリスはNEXIO AMPメディアプラットホーム2.0(写真)も発表した。新サーバーは密度が倍で値段が半分になったため、コスト的な効率が非常に高いという。
■パワースマート・アーキテクチャ
 Maxiva UAXシリーズは低電力UHF送信向けに開発された低温空気による冷却装置を内蔵した送信機。10wから2kwに対応する。この送信機シリーズに導入されたパワースマート・アーキテクチャは低電力による送信をより効率的にするという。
■導入事例
 ハリスは製品の導入事例として次の各社を挙げた。
・ チェコ共和国 バランドフTV:チェコの映画スタジオ、バランドフが発信するHDチャンネル、バランドフTVがサーバー、マスターコントロール、計測器に至るまでハリス製品を導入。
・ デンマーク TV2: NEXIO AMPメディアプラットホームを6機導入した。
・ 独 ProSiebenSat.1: NEXIO AMPメディアプラットホームを34機導入。Velocity ESX™ on-SAN HD/SD 編集システム5台、ADCプレイアウトオートメーションシステム1機を導入。

【映像新聞社】

#interbee2019

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