【InterBEE2011 PREVIEW】朋栄 「Continuous Innovation」をテーマに次世代ファイルベースソリューションと革新的なベースバンド製品群を展示
2011.10.30 UP
LTO-5ビデオアーカイブレコーダ LTR-120HS
字幕放送画面制作システム NeON VIII
ビデオスイッチャHVS-4000HS
HD高速度カメラ VFC-7000(IBCブース)
朋栄(清原克明社長)は、11月16日から18日に日本コンベンションセンター (幕張メッセ) で開催される国内最大の放送機器展 InterBEE 2011への出展内容を発表した。
昨年に引き続き「Continuous Innovation」をテーマとし、次世代のファイルベースソリューションと革新的なベースバンド製品群を数多く展示する。
主な出展製品は、
■ファイルベース関連製品
ファイルベース関連製品では、新機能を追加したメディアマネジメントシステム MediaConcierge、新製品のLTO-5ビデオアーカイブレコーダ LTR-120HS、また、NAB Show 2010に出展し、Pick Hit Awardを受賞した LTO-5ビデオアーカイブレコーダ LTR-100HS(MPEG-2コーデック対応モデル)、報道支援システム向けMXFクリップサーバ MBP-100SX/110SXA/100PD、オンエア映像即時ネット配信システム Prismシステムなどを展示する。
■CM関連製品
CM関連製品では、新製品が2種出展される。CMメタデータ作成ソフトウェア CM Master Maker は、「ファイルベースメディアCM搬入暫定基準」に則ったCMメタデータの作成・編集・閲覧が可能なアプリケーション。主要3メディア(XDCAM、P2、GF)に対応する。また、同じく新製品の字幕放送画面制作システム NeON VIIIは、CM字幕にも対応した字幕作成システム。
マルチフォーマットプレーヤ MBP-100MPは、各メディアからのダイレクト再生にも対応したマルチフォーマットプレーヤ。
■ライブプロダクション関連製品
ライブプロダクション関連製品の新製品、3G/HD/SD 2M/E~3M/EビデオスイッチャHVS-4000HSは、2M/E、2.5M/E、3M/Eを取り揃えたハイエンドビデオスイッチャ。
HD/SD 1.5M/EビデオスイッチャHVS-350HSは、内蔵メモリへの動画記録機能を追加し、CGワイプ等の演出にも活用が可能だ。展示ブースでは、マルチチャネルビデオサーバAbekas社 Miraとの連動機能も紹介する。
また、参考出展するオールインワンライブプロダクションシステムSmartStudioは、 スタジオ運用に必要な機能を全て搭載した製品。テンプレートベースのテロップ機能、カメラスイッチング機能、クリッププレイヤー機能、プレイリスト機能などを装備している。さらに、HVS-300HS/350HSと組み合わせることで、より幅広い演出が可能だ。
■ルーティングスイッチャ/マルチビューワ関連製品
マルチファンクションルーティングスイッチャ MFRシリーズは、最大128 x 128までのマトリクス構成が可能なルーティングスイッチャ。周辺機器とのタリー連動、ソース名称の自動追従など、システムの中核製品として柔軟に活用が 可能。小型32 x 32、32 x 16、16 x 16モデルもラインナップとして展示する。
HD/SD/アナログ/PC混在 高精細マルチビューワ MV-3200は、最大32入力4出力が可能なマルチビューワ。フリーレイアウト、90度回転表示機能な自由自在なモニタリング環境を演出。会場ではクリスティ社モジュラ型ディスプレイMicrotilesとの組み合わせにより統合ディスプレイ環境を構築。
新製品で、国内初出展のHD/SDマルチビューワ MV-42HSは、機能を厳選した低価格4入力マルチビューワ。HD/SD-SDI混在入力、HD-SDIおよびDVI-D出力。オーディオレベルメータやタイムコードも表示できる。
■プロセッサ関連
プロセッサ関連では、新製品を含めた3機種が展示される。
3G/HD/SDマルチパーパスシグナルプロセッサ FA-9500は、アップ/ダウン/クロス/アスペクトコンバータやカラーコレクタを標準搭載。回線、中継、報道、制作、編集、送出など映像制作現場に最適な機能を1台で提供できる。
IBC2009でBest of IBC2009を受賞した、HD/SD対応フレームレートコンバータFRC-8000は、HD/SD対応フレームレートコンバータ。ブースでは、タッチパネル付フロントパネルやサイマル出力オプションを展示する予定だ。
プロセッサ関連の新製品は、HD/SD対応フレームレートコンバータUFM-30FRC。
UFMフレームに実装可能なモジュールタイプのHD/SD対応フレームレートコンバータで、動き補正変換またはリニア変換の選択が可能となっている。
■特殊用途カメラ
HD高速度カメラ VFC-7000は、HDサイズでの高速撮影が可能なバリアブルフレームレートカメラ。700コマ/秒の高速撮影が可能なため、スポーツ番組等でのリプレイ用途に適している。同製品は、NAB Show2011でSTAR Award、IBC2011でBest of IBC2011を受賞するなど、すでに欧米で注目を浴びている。
新製品のHD超高感度カメラ EM-120H (協力:株式会社フローベル) は、最低被写体照度0.02ルクス。月明かり程度の明るさでも動画でのカラー撮影が可能な幅広い波長域特性を持つHD EM-CCDカメラ。
■キャラクタジェネレータ/バーチャルスタジオシステム
新製品のHD/SDキャラクタジェネレータ 3D-VWS Triは、3Dオブジェクトテロップ生成、タイムラインおよび移動パスによるアニメーション編集機能を搭載。EDIUS6とのシームレス連携機能も強化している。
センサレスバーチャルスタジオシステム VRCAM2は、ワンマンオペレート、ノーカメラマンにてバーチャルスタジオを実現している。プレイリスト機能が充実しており、テキストのオンエア編集機能など数々の機能が搭載されている。 IBC2009でBest of IBCおよびSTAR Awardを受賞している。
■OTC (ワンタッチコントローラ)
新製品のワンタッチコントローラ OTC -1000 (協力:株式会社リバアフィールド) は、タッチパネル操作により『誰でも』『素早く』『確実に』番組制作、送出を行うためのワンタッチコントロールシステム。
■朋栄YEMエレテックス製品
今年2月28日に、株式会社フライトシステムコンサルティングから全株式を譲受し、4月1日から朋栄の子会社としてスタートした、株式会社朋栄YEMエレテックスからの製品も新製品2機種が出展される。
データ放送用オートスイッチャ TSD-6200は、エラーイベントが発生した場合のみ、速やかに非選択系へ自動で切り替えることが可能なデータ放送用に特化したTSオートスイッチャ。
マルチフォーマットタイムラグチェッカ EDD-5200/6200P は、映像遅延時間、音声遅延時間、音声チャンネル間の相対遅延時間差及び映像音声相対遅延時間差を測定するタイムラグチェッカ。
朋栄ブースでは、このほかにも多数の製品を展示する予定。
(展示ホール6、ブースNo. 6406)
LTO-5ビデオアーカイブレコーダ LTR-120HS
字幕放送画面制作システム NeON VIII
ビデオスイッチャHVS-4000HS
HD高速度カメラ VFC-7000(IBCブース)