【ニュース】ARIB Inter BEE 2010で放送用ファイルベース規定をPR
2010.10.28 UP
■InterBEE 2010で協賛展示プログラム
電波産業会(ARIB)は、ARIB技術資料TR-B31「ファイルベースによる番組交換方式」についてInterBEE2010(11月17-19日、幕張メッセ)でPR活動を行う。
これは、スタジオ設備開発部会・放送素材ファイルフォーマット検討作業班が日本のMXF(マテリアル・エクスチェンジ・フォーマット)運用規定として今年4月に策定したもの。関連製品を出展する企業にロゴを支給するなどの協賛展示プログラムを展開する。
■関連製品の展示、技術、提案にロゴ
ロゴはARIBが協賛展示プログラム用に作成。InterBEE2010で、ARIB TR-B31に関連する製品の展示や技術、提案の発表を予定している企業に対して支給する。
これを関連製品の展示パネルなどに張ってもらうことで、InterBEE来場者にTR-B31準拠の製品展示・発表を網羅的に案内できるようにする。それにより同規格の利活用について効率的な周知を図る。
ロゴはInterBEE2010の期間中、ARIB TR-B31関連展示・技術発表において自由に使用できる。またプログラム参加企業一覧をARIBウェブサイトに掲載する。
プログラム参加を希望する企業は、ARIBウェブサイトの申込書(www.arib.or.jp/osirase/oshirase/osirase100910-2.doc)に記入し、10月31日までにARIB事務局あてにEメールで申し込む。参加費は無料。既に数社がエントリーしている。
ARIBが策定した規格について、展示会でメーカーと歩調を合わせてPRするのは初の試みだという。
TR-B31は、SMPTEで策定されたMXFについて解説する部分と、字幕やメタデータ、およびプロダクションと放送事業者間で番組をファイルとして受け渡す際のパッケージの形式など、日本における運用方式について定めている。