【CEATEC】東芝、Cellプロセッサ搭載液晶テレビを出展
2008.11.12 UP
東芝は、2008年9月30日から10月4日まで開催されたCEATEC JAPAN 2008において、来年発売を目指しているCellプロセッサ搭載液晶テレビや東芝独自の高画質技術「XDE」を搭載した新世代DVDレコーダを出展。特にCellプロセッサ搭載液晶テレビでは、新しいテレビの楽しみ方をアピールした。
■ Cellプロセッサ搭載液晶テレビ
IBMとソニーが開発したCellプロセッサ「Cell Broadband Engine」を搭載したコンセプトモデルの液晶テレビを展示。SD画質をHD画質へアップコンバートする処理や複数の動画を同時に処理するために、Cellプロセッサを利用している。
ブースでは、地上デジタル放送8チャンネルの同時表示やSD画質動画48コマの動画サムネイル表示や高速動画表示切替、高速シーンサーチなど、Cellプロセッサを使った処理性能をアピールした。また、Cellプロセッサを搭載することで、「PCライクなハイパフォーマンスなGUIを構築できる(説明員)」と説明した。今後このCellプロセッサ搭載液晶テレビには、HDDの搭載を考えていると説明した。(写真上)
■ 高画質技術「XDE」を搭載した新世代DVDレコーダ
今年11月に発売予定である独自の高画質技術「XDE」を搭載したデジタルハイビジョンレコーダー「VARDIA(ヴァルディア)」を展示。この東芝独自技術の「XDE:eXtended Detail Enhancement」は、画素判定型三次元IP変換、高精細アップスケーリング、三次元DNR、適用型エッジエンハンスメントを統合的に制御するアルゴリズムにより最適化された複合映像処理技術である。
これにより、DVDの再生時、アップコンバート機能によって映像のアップスケール処理を行なった後、エッジ強調など独自の複合映像処理によってさらなる高画質化を実現する。DVDの映画ソフトやDVDにVR記録した番組を、ハイビジョンに迫る高画質で再生するほか、DVDBBで作成したDVDやデジタル放送のハイビジョン映像も、より高精細で美しい映像で再現できる。
この他、同高画質技術「XDE」を搭載したDVDプレーヤーも展示していた。(写真下)