タムラ製作所 デジタルミキシングコンソール AMQ1100

2007.11.22 UP

 同社のデジタルミキシングコンソールAMQ1100は、従来機のAMQ7700、AMQ5500のコンパクトモデルの後継機として開発した。コンパクトな設計を最重点に置いているのが特徴。フェーダー間隔を32.5ミリに設定し、パネルの間も5ミリまで短くしたことで、横幅が約1メートルでありながら30フェーダーを実装している。
 タムラ製作所ブロードコム事業部システム開発センターサウンド統括部の納戸健太郎氏は「通常、コンパクトにしてもユーザビリティを犠牲にせずに高いコストパフォーマンスを実現することを目指した」という。「従来のアナログコンソールを使い慣れた人でも混乱なく使えるように、操作パネルの設計はこれまでのスタイルを継承しながら、より詳しく操作できるモードを新たにつくっている」
 設定表示にはTFT液晶パネルを用いており、ページ切り替えやメニューなどを表示しなくてもいつでもステータスを見ることができる点もユーザービリティを向上させている点の一つ。
 もう一つの特徴である安全設計の面では、設定用のPCのOSがフリーズしてもコンソールの操作自体は止まらず、音が止まることも一切なく、PCを切り離してもコンソール単体で動作するという。
 すでに地方局も含めた放送局で採用されている。

【提供元:映像新聞社】

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