【NAB Show 2011】アビッド プレス発表 クラウド重視の編集環境「インタープレイセントラル」を提唱

2011.5.8 UP

 アビッドは4月11日のプレスカンファレンスで、映像編集環境の将来を、「ITと放送がより融合し、クラウド技術がより重視される」とし、そこで展開する技術「インタープレイセントラル」の一端を紹介した。

■ネットを駆使して編集が可能に
 インタープレイセントラルを使うと、ウェブおよびモバイル機器(ブラックベリー)から一般のインターネット回線でアクセスし、編集することができる。その一例としてゲイリー・グリーンフィールドCEOは、報道記者がノートPCからウェブベースのポータルにアクセスして素材を引出し、制作するーーといった例を挙げた。
 システムはSOA(サービス指向アーキテクチャー)で構築。2011年第2四半期から提供する予定。

■素材共有サーバー「ISIS5000」の16テラバイトモデルなど新製品を発表
 同社はこのほか、素材共有サーバー「ISIS5000」の16テラバイトモデルや、スポーツ会場で制作を行うソリューション「インゲーム(InGame)」を発表。メディアコンポーザー4式とポストDeko2式、32テラバイトのISIS5000、アーカイブ用のサードパーティー製LTO-5システム、オンサイトトレーニングなどから成る。価格は25万9995ドル。
 同様に編集やストレージなど必要なものをそろえた小規模な報道向けソリューション「ニュースビジョン」や、ユーコンプロトコルを利用したコントロールパネル「アーティストシリーズ」の「カラー」がウィンドウズ7に対応したことも紹介した。
 さらに、アップル「ファイナルカットプロ」とメディアコンポーザー5.5のクロスグレードキャンペーンを6月まで行うと発表した。米国内の価格は995ドル。

写真:記者からの質問に答えるグリーンフィールドCEO(左)と、製品担当のガハガン上級副社長

#interbee2019

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