クォンテル ライブ放送対応のステレオ3Dサーバーシステムを展示
2008.10.24 UP
英国のクォンテル社はIBC2008において、ライブ放送対応のステレオ3Dサーバーを展示・デモをした。ポストプロダクション向けのステレオ3Dサーバーはすでに18ヶ月前に発表しているが、このIBCではライブ放送でも3D放送が可能であることを示した。今回の展示では、3eality社がデザインしたステレオスコピックカメラ(=写真)でIBC会場の様子を撮影し、ステレオ3Dサーバーを介して近くに設置したモニターで3Dイメージを映し出していた。
ステレオ3Dは、クォンテルのsQサーバープラットホームを基盤にしており、リアルタイムでの取り込み、ステレオHDコンテンツの多チャンネル出力をサポートする。圧縮フォーマットはAVC-Intraを使い、ディスク容量を最適に使えるようにしている。ステレオスコピックカメラから取り込まれる映像はステレオ3Dサーバーを介してライブ放送も編集も可能。サーバーが右目と左目の映像を取り込み、出力はHDSDIケーブル一本でよいので、放送局などは既存のインフラをそのまま使って3D放送を実施できるというのが大きな特徴。
【映像新聞社】