【ニュース】ソニー　業務用カムコーダー用メモリーカードの新シリーズ「SxS-1」を12月より発売

＜＜SxSメモリーカードに新シリーズ　800Mbpsの高速データ転送＞＞

　ソニー株式会社は、業務用カムコーダーXDCAM EXシリーズ向けのSxSメモリーカードの新シリーズ「SxS-1（エス・バイ・エス　ワン）」（モデル：SBS-32G1）を12月1日より発売することを発表した。
　SxS-1シリーズは、ExpressCard規格に準拠した800Mbpsの高速データ転送や、耐衝撃・挿抜耐久性・耐振動・落下強度に優れ、業務用としての高い信頼性を持っていることが大きな特徴。


＜＜独自プロトコルで高速化　ハイビジョン映像を140分記録可能＞＞

　SxSは2年前、「XDCAM EX」シリーズで採用することを目的に、ソニーとサンディスクが共同で技術仕様を策定して商品化したもの。ビクターにも技術ライセンスを提供し、同社のSxSメモリカードレコーダや業務用ビデオカメラに搭載できるようにした。　

　SxS-1シリーズは、従来規格のPCカードと比較して約2倍の高速なデータ転送が可能なPCI Expressインターフェースを採用し、また機器・カード間の通信においてフラッシュメモリ制御に最適化した独自プロトコルを採用することで、800Mbpsという高速なデータ転送を実現する。

　容量は32GBで、MPEG-HD圧縮方式のハイビジョン映像（SPモード、25Mbps CBR）ならば、最長約140分記録することが可能。
　外姿にExpressCard™/34タイプを採用したことで、PCカード型フラッシュメモリの約半分の小型化と約60％の軽量化を実現。

　SxSメモリーカード に映像を記録するカムコーダー本体の小型化・軽量化にも貢献しているという。メモリーカードが書き換え寿命に達すると、対応するカムコーダーのディスプレイにアラームが表示されるという新機能が搭載された。
　SBS-32G1はオープン価格だが、市場推定価格は65,000円前後である。