【Inter BEE 2010 PREVIEW】キヤノン MPEG2フルHDファイルベース記録 業務用ビデオカメラ2機種を発表

2010.11.12 UP

XF105

 キヤノンは、MPEG2フルHD(4:2:2)のファイルベース記録形式を採用した、小型で軽量な業務用ビデオカメラの新製品2機種(2011年1月中旬発売)を出展する。

 「XF105/XF100」は、6月に発売した「XF305/XF300」から体積比約41%、重量比約44%と大幅に小型・軽量化を図ったモデル。機動性が必要な屋外や室内など狭い空間での撮影に対応できる。

 撮像素子は、1/3型207万画素の単板CMOSセンサー。300シリーズに搭載したCMOSセンサーをカラーフィルター化した。最低被写体照度4.5ルクスの高感度と広ダイナミックレンジを特徴とする。

 レンズはワイド端30.4ミリF1.8の10倍ズーム。三つの群が移動する独自のズーム型としたことで、ワイド化とレンズ口径の小型化を実現。三次元方向でリアルタイムに移動するレンズメカ機構により、光学式防振とズームを両立した。絞り羽根は8枚に増加。ワイド端からテレ端まで、ズーム全域で最短撮影距離60センチを達成している。

 また、光軸ずれ補正や画角調整ガイドにより、3D(立体視)撮影を支援する。Inter BEEでは、平行式リグを使用した展示を予定している。

 記録用のCFカードスロットは2基搭載。コンシューマー製品から応用した顔検出機能のほか、顔が画面から消えた後にぼかしを残した映像を撮影できるフェイスオンリーAFも追加した。

 ノンリニア編集機との連携には、簡易ブラウザー「XFユーティリティーソフト」および、専用プラグインソフト(アップル/アビッド製品用、300シリーズ用とは兼用できない)を提供する。アドビとトムソン・カノープス製品は編集機側で対応している。

#interbee2019

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