【ニュース】NHKメディアテクノロジー 4月に新編集室を開設 4k3D制作に対応 

2011.4.5 UP

 NHKメディアテクノロジー(東京都渋谷区)は4月、国内で初となる4k3D制作対応編集室を開設する。高精細化、多様化する映像制作を背景に、3Dおよび4k(4096×2160ピクセル)制作に特化。高品質な映像を大型スクリーンで直接確認しながら編集できる。

 スタジオでは、編集・合成システムにオートデスク製「フレームプレミアム」を採用し、編集と合成、カラーグレーディングを1室で行う。サブPCのMac Proに導入した同製「スモーク for Mac OS X」は、フレームプレミアムと連携することで、強力で迅速な編集環境を提供。またレッド・ワンのR3Dファイルのデジタル現像(ディベイヤー)にも柔軟に対応する。クライアントスペースには50型3Dテレビを用意し、用途に応じた確認を行える。

 編集室内にはオーストラリア・XDT社の映像サーバー「Catapult(カタパルト)4k」を国内初導入。ソニー製SXRDプロジェクター「SRX-T110」を組み合わせたシステムと、スチュワート社製150インチスクリーンを設置し、展示上映に近いサイズと高精細映像の解像感で4k映像を即時プレビューできる。

 4k映像の完成試写では、計測技術研究所製「UDR-20S」に映像を取り込みし、5.1ch音響と同時にチェックできる。

 さらに、既存設備「デジタルマジック」の編集システムをフレームプレミアムにクロスグレードしており、2室間の完全互換を取ることができる。

#interbee2019

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