【ニュース】IMAGICA、国内初の地上波番組3D映像ライブ中継に技術全面協力
2009.11.6 UP
<<人気グループ・嵐が出演する日本テレビ系列の立体ライブ中継に技術協力>>
株式会社IMAGICAは、日本テレビ系列で放送された立体(3D)映像によるライブ中継の技術協力を行ったと発表した。 地上波における3D映像の生放送は、国内で初めて。
人気グループ・嵐が、日本テレビとコラボレーションし、25日から11月1日までの8日間にわたり、さまざまな番組にメンバーが出演する『嵐 CHALLENGE★week』。
その最後を締めくくる11月1日放送のSP生特番『祝10周年!! 今夜嵐を巻き起こせ・・・驚きの嵐世紀の大実験!! 学者も予測不可能SP&奇跡呼ぶ実験的生ライブ!!』にて、3D映像による立体ライブが実施された。
<<3ality社のシステムを利用 撮影時に奥行き感の調整が可能>>
IMAGICAは、当社が保有している米3ality Digital社製(3ality社)の3D撮影システムを生中継放送で提供し、全面的に技術協力を行ったという。
3ality社撮影システムの特徴である、撮影と同時に3D映像の視差(飛び出し/奥行き感)調整が行えるという点を活かし、今回のライブ中継において、高品質な3D映像の制作を迅速的に行った。
IMAGICAは同社スタッフを現場に派遣し、企画段階から技術面における様々なアドバイスとテストとリハーサルを行ったという。
放送当日では、3ality社製の撮影システムで「嵐」のライブパフォーマンスを3D撮影し、その場で3ality社製プロセッサ を通してリアルタイム視差調整を行いながら、アナグリフ方式(赤と青のフィルターを通して映像を立体視する方式)の映像に変換して放送した。
実施されたのはスペシャルライブのうちの1曲。視聴者側は、事前に自前で作った3Dメガネを装着して、3Dライブ中継の視聴を行った。
IMAGICAでは今後も新技術の発展と更なる展開に応じて、高品質な3D映像技術サービスを提供していくという。