【ニュース】《IBC2010レポート》トムソン・カノープス 編集ソフト「エディウス6」発表

2010.9.24 UP

 トムソン・カノープスは16日、都内の同社で、IBC2010で発表したノンリニア編集ソフトウエア「エディウス6」および業務用コンバーター「ADVC G」シリーズを報道陣に紹介した。

 エディウス6は、「更なる高速化」「表現力の向上」「使いやすさの追求」を目指し、100項目以上の強化・改良を行った。

 リアルタイム処理性能は、マルチコアCPUに最適化したレンダリングエンジンと、10ビット、アルファチャネル対応で最大4kまで対応する新コーデック「グラスバレーHQX」、AVCHDおよびH.264デコーダーにより大幅に向上。フレームレートや解像度にとらわれない自由なプロジェクト設定が可能になった。キヤノンEOSなどの一眼ムービーも、リアルタイムネイティブ編集できる。

 新機能「ソースブラウザー」は、AVCHD記録やXDCAM EXなど階層構造を持つリムーバブルディスクを判別し、内容を一覧表示する。マルチカム編集は最大16カメラ対応に拡充。AVCHDファイルのSDカード出力も行える。

 業務用に開発した「エディウス6ブロードキャスト」は、通常の機能に加え、XDCAMやP2、GF、XFといったMXFファイルの編集が可能。ソースブラウザー機能による読み込みと、プロキシ編集機能を搭載した。

 発売はいずれも10月下旬。価格は通常版が7万9800円で、ブロードキャスト版は19万8000円(ともに税別)。

 業務用ビデオコンバータの新モデルであるグラスバレーの「ADVC G」シリーズ4製品は、多様な入力のSDI出力から、3Gを含むSDI信号やHDMIの、アナログ/SDIへの変換およびダウンコンバート、SDI2系統のHDMI出力(3D対応)などの機能を持つ。価格は未定で、12月に発売する。

#interbee2019

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