【CEATEC】日立 RGBのLEDバックライトを採用した、最薄部15mmの次世代省電力37V型液晶テレビを参考出展
2008.11.12 UP
株式会社日立製作所は、2008年9月30日から10月4日まで開催されたCEATEC JAPAN 2008において、「『Style・自由型』−新しい映像ライフスタイルの提案−」をテーマに、RGBのLEDバックライトを採用した次世代消費電力37型液晶テレビ、液晶テレビとチューナを無線伝送で接続するHD Wireless技術やWooo UTをベースとしたデジタルサイネージを参考出展した。
■ RGBのLEDバックライトを採用した、37V型液晶テレビの参考展示
昨年12月に発売した最薄部35mmのWooo UTシリーズをさらに進化させるために、3原色のRGB_LEDバックライトを搭載し、最最薄部15mm、重量10kg、消費電力も従来比1/2、バックライトLED高源を採用することで、HDTV比150%以上の高色再現を実現した37V型液晶テレビ試作機を参考出展した。(写真上)
パネル解像度はフルHDの1,920×1,080ドット、IPS方式の液晶で、製品化時期や価格などは未定となっている。また、再薄部15.5mmの50V型次世代プラズマテレビも参考展示した。(写真上から2番目)
■ HD Wirelessを技術展示
液晶テレビと組み合わせて、チューナから液晶テレビへの映像/音声を無線伝送するHD Wireless技術を展示。無線伝送技術としては、ARIBのSTD-T91 Ver.1.0に準拠。伝送形式はUWB(Ultra Wide Band、MB-OFDM)方式、使用周波数帯域は4.2〜4.8GHz帯。伝送距離は、30cm以上9m以下。デモでは映像をJPEG2000で圧縮して送信している。(写真上から3番目)
■ Wooo UTをベースとしたデジタルサイネージを参考展示
42V型液晶テレビWooo UTをベースにタッチパネルシートとガラス面を付けた厚さ4cmで縦型のデジタルサイネージシステム「つながるサイネージ」を参考展示した。デモでは、テレビ東京からコンテンツ提供を受け、駅への設置を想定した出口・行き先案内のデモンストレーションを行った。画面には駅近辺の地図と店舗情報が表示されており、行きたいお店をタッチすると、店舗詳細が表示され、Felica搭載の携帯電話をかざすと、Felicaと連携して予約を行うことができる。今後は、色々なコンテンツを取り込んでいく予定で、商品化については未定とのこと。(写真下)