【InterBEE2009】テクノハウス デジタル・サイネージ・パビリオンで360度シースルーディスプレイを展示
2009.11.19 UP
卓上型のlitefast MINIシリーズ
<<円筒形ディスプレイ上で映像を表示 LEDバーが高速回転>>
テクノハウス(東京都中央区)はDigital Signageパビリオンにおいて、全方位に映像を映し出す「litefast360°ディスプレイシステム(以下、360°ディスプレイシステム)」を展示した。
これは透明な円筒形のディスプレイの内側にあるLEDバーが高速回転することによる発光と残像で動画を再生する仕組み。LEDバーは1秒で約12回転し、その動きは人の目には判別できない。
映像だけが透明なディスプレイ上を回っているように見える。文字や静止画も表示可能。映像の回転速度も調整できる。視野角が360度あるので、複数のディスプレイを設置しなくても、全方位にコンテンツを表示することができ、人目を引くことができるという。
<<製品展示と映像の組み合わせによる新形態のショーケースにも>>
ディスプレイが透明である点もポイントだ。説明員によれば「円筒形のディスプレイの中に製品を展示し、その周囲に製品の告知CMなどを流せば、訴求効果が高まる。映像が途切れたとき、その向こうに製品が表れるような形に見えるので演出効果も高い。360°ディスプレイシステム自体がショーケースになる」という。
360°ディスプレイシステムには大型のlitefast MAGIC SC(高さ218cm、直径75cm、解像度800×600pixel×3面)、卓上型のlitefast MINI18(高さ41cm、直径18cm、解像度160×512pixel)など数種類がある。製造元は独Kinoton社。欧州を中心に300台以上の出荷実績がある。主に空港、デパート、ショールームなどでの利用が多いという。日本ではテクノハウスが輸入元となり、フォーサイトテクノ(東京都江東区)を通じて販売、レンタルを行っている。国内では早ければ年内に大阪の商業ビルで利用が始まる予定。
卓上型のlitefast MINIシリーズ