Blackmagicdesign 新製品「DeckLink HD Extreme」などを出展
2008.5.19 UP
ブラックマジック・デザインは、NABで各種ビデオ制作関連機器を発表した。新たに発表・展示したのは、SDI入出力対応のビデオハブ、HDMI対応となったビデオキャプチャーカード「デックリンクHDエクストリーム」(右写真)、各種ミニコンバーターなど。
新製品の放送向けビデオハブは先進の技術を導入したビデオ映像転送用ルーター。3G SDIにも対応している。SDIの入出力数は、最大で72の入力、144の出力に対応。電源を2系統持つことで冗長性を確保している。8ラックユニットで奥行き1インチ以下とコンパクトなデザインを実現している。現地での発表価格は14995ドル。発売予定は7月上旬。
「これまで多くのプロダクションは大規模なSDIビデオルーターを導入していなかったため、接続はすべてマニュアルによる接続操作(パッチング)を行っていた。同製品では、デスクトップのPCから遠隔操作によって接続切り替えが可能となり、こうした作業の煩雑さから解放する」とブラックマジックデザインのCEOであるグラント・ペティ氏は話している。
NABで紹介した同社のビデオキャプチャーカード「デックリンクHDエクストリーム」の新版では、これまでの製品と同等の機能に加え、HDMIのキャプチャー・再生機能と3GbpsのSDI技術、3Dのルック・アップ・テーブル(LUT)を機能に追加している。現地での発表価格は995ドルで、発表とともに発売を開始している。SDとHDの切り替えが簡単にできるため、クリエイターは異なる素材ごとの作業の流れをとどめないで仕事ができる。
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