【NAB SHOW 2010】グラスバレー 記者発表 3D Readyを強調

2010.4.18 UP

LDK3DRig

 グラスバレーは4月10日に、NAB SHOWで出展する各種製品を紹介。同社のレイ・ボールドックCTOは、同社の製品が3D立体映像の制作に対応可能である(「3D Ready」)であることを強調した。

 同社のレイ・ボールドックCTOは「(自社の製品が)3D Readyであることを伝えたい」として、3Dに対応した多くのNAB出展製品について説明した。

 HDマルチフォーマットカメラ「LDK-8000」は、米スリーアリティー社の3Dリグに搭載した形での運用を紹介。2台のカメラを同時制御できるCCUも発表する。スイッチャー「カイエン」は、新しいソフトウェアにより、1つのキーヤーあるいはバスの操作で、LRチャンネルの制御に対応する。

 サーバーシスエム「K2サミット」「同ソロ」用の新ソフトウェア「チャンネルフレックス」は、LR2チャンネルの映像を、1チャンネルから成る単独ファイルとして記録することを可能にする。最大3式の3Dカメラ入力と1出力を収録することもできる。K2サミットは、イギリスのテレジェニック社が構築したBスカイB用3D中継車でも試験採用されている。

 サーバー製品と併用する中継用コントローラー「K2ダイノ」も、同時にこれに対応するほか、2倍あるいは3倍スローカメラ映像の入力に対応した。技術者でない人がスロー再生などを扱うためのソフトウェア「K2プロダクションアシスタント」も発表した。

 エンコーダーでは、JPEG2000圧縮の「VA5004」が、3G-SDI入力を搭載したことで3Dに対応。H.264エンコーダー「EM3000」は、サイドバイサイド方式へのエンコードを行う。3D用チップ開発で知られるカナダ・センシオテクノロジー社の技術により、アルゴリズムを最適化した。

#interbee2019

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