【InterBEE2011 PREVIEW】KDDI研究所 自動画質評価機能搭載 MP-Factory/8K UHDTV(スーパーハイビジョン)リアルタイム伝送装置「VistaFinder MX」出展
2011.11.9 UP
KDDI研究所(埼玉県ふじみ野市、代表取締役所長 中島康之)は、11月16日(水)から18日(金)まで幕張メッセで開催されるInter BEE2011において、自動画質評価機能搭載「MP-Factory」や8K UHDTV(スーパーハイビジョン)リアルタイム伝送システム、マルチチャンネル対応などのいくつかの機能を追加した新しい「VistaFinder MX」を出展する。
■ 自動画質評価機能搭載「MP-Factory」を出展
KDDI研究所は、同社が開発した独自の自動画質評価機能を搭載した「MP-Factory」を出展する。この「MP-Factory」は、地デジ、IPTV、モバイル向けなどの様々な映像サービスに対応したMPEGコーデックをはじめ、伝送、編集などの多彩な機能を提供するソフトウェア開発キット(SDK)である。この「MP-Factory」には、独自アルゴリズムによる主観画質(MOS:Mean Opinion Score)の推定や異常フレームの検出機能により、MPEGコンテンツの品質検査作業を大幅に効率化する「独自の自動画質評価機能」やKDDI研究所が開発した独自アルゴリズムによる適応的な画質制御により、モバイル向けからHD映像まで、最適な符号化処理を実現する「高画質エンコードエンジン」等を有している。ブースでは、「MP-Factory」のデモンストレーションを実施する予定である。
■ 8K UHDTV(スーパーハイビジョン)リアルタイム伝送システムを出展
昨年のInterBEE2011にて初出展した8K(7680画素×4320ライン)フル解像度のUHDTV(超高精細映像、スーパーハイビジョン)のリアルタイム伝送システムの他に、新たに開発した専用コーデックを展示する。この8K UHDTVリアルタイム伝送システムは、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)の委託研究として研究開発を進めているもので、今回もブースにて展示紹介するという。
■ ライブストリーミングソリューション「VistaFinder MX」
KDDI研究所は、マルチチャンネルなどの新機能を追加した新しい携帯型高画質ビデオ(ライブ/蓄積)伝送システム「VistaFinder MX」を出展する。携帯型高画質ビデオ(ライブ/蓄積)伝送システム「VistaFinder」は、インタ-ネット回線で映像を伝送するソフトを搭載したPC、伝送装置からなるシステムである。伝送には、UQ WiMAXや無線LANなどのIPブロードバンド環境やauデータ通信カードを使ったモバイルデータ通信回線、KDDIインマルサット衛星回線(BGAN)などに対応している。
出展部門:クロスメディア部門
展示ホール8、ブースNo.8301
(写真説明)
VistaFinder MX(左:送信端末、中央:ノートPC型受信機、右:ディスクトップ型受信機)