【Inter BEE 2009 見どころピックアップ!】NGC HD版トライキャスターとリアルタイム・スローモーション再生機の新製品3PLAYを出展
2009.11.12 UP
トライキャスター XD300のインタフェース
<<TriCasterのHD版が初お目見え NewTekの名物デモンストレーター KiKiさんも来日>>
NGCは、オートデスク製品などのノンリニア製品を紹介するコーナーと、TriCaster(トライキャスター)を紹介するコーナーの二つのコーナーで展示を行う。
初出展の新製品トライキャスターXD300は、HD対応版として初の製品。コンパクトな筐体で、収録から編集、スイッチング、配信までの機能を装備している。
トライキャスターは、収録から編集・スイッチング・配信が可能なオールインワンの製品。高度な機能を持ちながら、ボタン操作で簡単に作業を進められるため、小学校の放送部などでも利用されている。デモでは、NewTekの専属デモンストレーターとしてNABやInterBEEなどの展示会で注目を浴びたkikiさんが3年ぶりに来日してデモを行う。トライキャスターの実際の状況を紹介する。デモはこのほか、日本独自の導入事例に基づいた実用的な利用方法のデモも予定している。
小型の特長を生かして、中継車などでの導入も可能。HD版のXD300は、ケーブルテレビやCS局、放送局のサブシステムとしても提案していく。日本語表示にも対応しており、今後、インタフェースも日本語化していく予定。オープン価格。希望小売り価格は、248万円。
<<新製品3PLAY 3台分の収録映像をリアルタイムスロー再生>>
NewTek製品の展示ブースではこのほか、3PLAYと呼ぶ新製品を展示する。3台のカメラ入力映像を同時に30時間分収録し、リアルタイムにスロー再生が可能な製品。トライキャスターと接続して、スポーツ番組の配信も可能。希望小売り価格は、328万円。
デジタルアドバンストテクノロジー部の吉水裕氏は、3PLAYの開発経緯について次のように説明する。「3PLAYは、トライキャスターを使用しているスポーツ中継の制作者から、スロー再生装置についての強い要望があり開発した」
スロー再生の性能を安定化するために、トライキャスターに組み込まずにあえて、別の製品として開発したという。スローモーションは可変で、レバーを用いて再生をしながらスピードを変更することも可能という。
トライキャスター XD300のインタフェース