【ニュース】7月23日(土)「超高精細裸眼立体映像研究会」が開催 メーカー開発中の裸眼立体視製品のベータバージョンをデモ

2011.7.20 UP

 裸眼立体視(多眼式)に関する製品紹介や作品のデモ、専門家を交えた裸眼立体視に関するディスカッションなどを行う「超高精細裸眼立体映像研究会」が7月23日(土)の14時から17時まで、デジタルハリウッド大学大学院で開催される。主催は三次元映像のフォーラム(3D Forum)。デジタルハリウッド大学大学院、メディアサイエンス研究所が共催。
 
 研究会で紹介する裸眼立体視製品は、国内大手電機メーカーが開発中の製品。レンチ球ラー方式によるもので、ソフトウェアによる高精細化を行っている。今回展示するのはベータバージョンとなる。

 主催をする3D Forum 代表幹事の羽倉氏は、同研究会開催のねらいを次のように話す。「メガネ式の立体映像は、映画や家庭用TVやPCでも採用されていますが、この場合は、基本的には2画面(両眼視差)による立体映像です。したがって、画像の裏側まで入り込んだ自然の映像とはなりません」
「裸眼立体視表示の技術は単に煩らわしいメガネを使わないだけではなく、多眼式の自然な滑らかな奥行きを表現でき、本来の質感を忠実に表現できるという利点があります。したがって、高品位のしかも、忠実な立体映像を再現するには、最適な手法です」
「今回ご紹介する製品は、まだベータテスト版ですので、皆さんの忌憚のないご意見をお聞きしたいと思います。また、既存のコンテンツをデモするだけではなく、制作された映像(静止画、3DCGモデル)をご持参頂ければ、その作品をその場で立体視してご覧頂けるかもしれません。また、参加された皆さんと自由なディスカッションの場を設け、活発な意見交換をしたいと思っています」

 研究会は、毎回テーマを変えて、不定期(月に1、2回位)に開催するもので、「今後、デジハリ大のみならず、いろいろなところに出向いて参加型の研究会を実施する」(羽倉氏)という。「参加者が席に座って講演を聴くという方法ではなく、自分の作品などを披露したり、チェックしたり、問題点をみんなで話したり、改善策を考えたりと
参加し、考える会として、出来るだけ若い人(学生など)の参加を呼びかけています」(同)

 羽倉氏はまた、参加者が自身の作品を利用することで、裸眼立体視の理解を深めてもらえるという。「これまでに3DCGで制作した作品をお持ちの方は、是非ご持参下さい。望ましくは、Mayaや3DS Maxで作成されてものが良いのですが、他のソフトで制作されたものでも結構です。その場で、9画面の立体視のできる自然の画像を作成して、その質感を実感して頂きます。高品位なものほど、その質感を表現できますので、是非、一度試してみては如何ですか。もちろん、何もなくても参加は可能です」

【概要】
開催日:2011年7月23日(土)
日時:14:00~17:00
会場:デジタルハリウッド大学(秋葉原メインキャンパス)
場所:秋葉原ダイビル7階 Room1(JR「秋葉原駅」電気街口より徒歩1分)
電話:090-6184-6161(羽倉)までご連絡をお願いします。
住所:東京都千代田区外神田1-18-13. 
アクセス(地図):http://www.dhw.ac.jp/access/
参加費:無料(資料等も無償で提供します)
定員:50名(要事前登録:hagura@hyper.ocn.ne.jpにて氏名、所属、電話、メールアドレスをお知らせ下さい。
共催:デジタルハリウッド大学大学院 メディアサイエンス研究所
    三次元映像のフォーラム(3Dフォーラム)
担当者:羽倉 弘之(デジタルハリウッド大学大学院 特任教授/3Dフォーラム 代表幹事)

#interbee2019

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