【ニュース】キュー・テックの2D-3D変換技術で『ヱヴァンゲリヲン』史上初の3D作品 ドコモのコラボモデル スマートフォンで実現

2012.6.27 UP

ドコモの特別版スマートフォンにプリインストールされる

 エヌ・ティ・ティ・ドコモが6月29日に発売するAndroid搭載スマートフォン「SH-06D NERV」に、プリインストールされているショートムービーに、キュー・テックの2D-3D変換技術が採用された。
 「SH-06D NERV」は、今年秋に公開予定の劇場作品『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の世界観に基づく「NERV 官給品」をコンセプトに開発された特別仕様のAndroid 搭載スマートフォン。ヱヴァンゲリヲンの制作会社 スタジオカラーの監修を受けてデザインされている。

 キュー・テックは、スタジオカラーが制作した新作カットを含む2D のムービーを、3D に変換する工程を担当した。プリインストールされる約2分間のショートムービーは“ヱヴァンゲリヲン作品では初の3Dムービーとなる。

 キュー・テックの2D-3D変換担当者は、今回のプロジェクトについて、次のようにコメントしている。
 「スマートフォンの画面で十分な立体感を持たせるには、劇場用作品の5 倍ほどの視差を作る必要があります。立体化する上で不足する部分を描き足し埋めていく作業もそれだけ多くなりましたが、4.5 インチの画面でもヱヴァンゲリヲンという作品が持つ壮大なスケール感を感じられるよう、丁寧に変換作業を行いました。多くのファンの方に納得して頂けるクオリティーだと自負しております」

 通常、アニメ作品の2D-3D変換は、板が奥から手前に並んでいるように見えてしまう傾向がある。今回は、同社の技術と丁寧な変換作業により、立体感、空気感を感じられる仕上がりになっているという。

 SH-06D NERV は6 月16 日から全国のドコモショップで予約受付が開始されている。

#interbee2019

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