【NEWS】アジアで日本番組の放送専門チャンネル 電通と国内放送局などの出資で新会社設立

2013.2.21 UP

「Hello! Japan」のロゴマーク

 電通などが出資して設立したテレビ事業の運営会社「J FOOD & CULTURE TV PTE. LTD.」(本社:シンガポール、以下JFCTV)は2月20日、アジア太平洋地域の国々をターゲットとした日本コンテンツ専門の総合エンタテインメント・テレビチャンネル「Hello! Japan(ハロー!ジャパン)」を立ち上げた。 出資会社は、 電通、日本テレビ放送網、テレビ朝日、東京放送ホールディングス、テレビ東京ホールディングス、シンガポールの投資会社Singapore Media Alliance、イマジカ・ロボット ホールディングス、北海道テレビ放送、小学館集英社プロダクションの各社。
 「Hello! Japan」は2月25日にシンガポールで本放送を開始する。その後、順次放送エリアを拡大し、計11カ国・地域(シンガポール、インドネシア、フィリピン、香港、マレーシア、タイ、オーストラリア、ベトナム、インド、韓国、台湾)での展開を予定している。  
 海外における日本の放送コンテンツは、各国の放送局が買い付けて放映しているほか、NHKワールドが海外向けに放送しているが、これまで日本の民間企業が主体となって広域展開している放送チャンネルはない。国内の複数のメディア・コンテンツ企業が主体的に連携してコンテンツの総合編成を行い、海外で放送事業を行うことになる今回のケースは、日本初の試みとなる。
 番組内容と連動したテレビCMやイベント展開など、広告コミュニケーションの相乗効果を高めるなど、グローバル化を加速する日本企業をサポートすることにもつながるとしている。

<「Hello! Japan」の概要(開局時点)>
 開局時期 :2013年2月25日
 放送エリア:シンガポール
 配信方法 :現地CATV「StarHub」の無料チャンネルのひとつとして展開
 ※57万世帯が視聴可能で、総世帯数の約50%をカバー
 対象 :現地在住のオールターゲット
 放送形態 :英語字幕
 放送時間 :24時間
 広告の有無:有
 番組内容 :アニメ、バラエティー、ドラマ、音楽、映画、旅、食、情報、スポーツなど
<「JFCTV」の概要>
 社名 :J FOOD & CULTURE TV PTE. LTD.
 本社所在地:シンガポール市内
 設立 :2011年4月25日
 資本金 :10,499,600シンガポールドル(約7.8億円)(2月25日開局時点)
 代表者 :取締役CEO 森 幹雄
 従業員数 :7名
 事業内容 :シンガポールを中心としたアジア太平洋地域において、ケーブルや衛星などの各種放送メディア向けに、日本関連コンテンツの供給、チャンネルの提供、番組の制作などを行う。

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