【NEWS】凸版印刷 タイで文化財のデジタルアーカイブ、VR化、デジタルサイネージなどマーケティングソリューション提供の法人設立 ASEANでのデジタル化支援を本格展開
2019.6.14 UP
凸版印刷が制作したタイ日修好130周年記念事業コンテンツ「アユタヤ日本村VR」
凸版印刷は6月14日、 タイの日系企業や現地企業に向け、デジタル技術を活用したマーケティングソリューションの提供を開始すると発表した。現地法人「Toppan (Thailand) Co., Ltd.」を設立し、デジタルサイネージなどを活用したセールスプロモーション事業、 IoTやID認証といったデジタル技術を活用したスマートオフィス/スマートファクトリー化支援などを行うスペースコミュニケーション事業を展開。日本で開発された弊社サービス・製品を活用していく。
凸版印刷は今後、 ASEAN全域に向けてのマーケティングソリューション提供に加えて、 政府機関や地方自治体に対しての文化財のデジタルアーカイブ化・VR化など観光支援事業やBPO事業、 セキュア事業も推進していく。 また、 紙器や軟包材、 プラスチック包材など総合的なパッケージソリューションを提供しているパッケージ事業とも連携を強化し、 2021年までに20億円の売上を目指す。
タイは、 これまでの重化学工業中心の経済成長の次のステージとして、 デジタル産業の推進による「デジタル立国」を経済目標として掲げている。イノベーション・生産性・サービス貿易をキーワードとした産業の高度化・高付加価値化による持続的な成長を目指す動きが加速しており、経済市場も、ビジネス環境の変化やニーズの多様化による競争が激化している。
凸版印刷はこれまでも、 タイでの観光インバウンド向けコンテンツ制作などのビジネスを展開している。今回の現地法人設立で、リアルとデジタル技術を融合させたマーケティングソリューションを本格的に提供し、日系企業や現地企業の企業価値向上への貢献をめざす。
具体的な提供サービスとしては、 デジタルサイネージなどを活用したセールスプロモーション事業、 IoTやID認証といったデジタル技術を活用したスマートオフィス/スマートファクトリー化支援などを行うスペースコミュニケーション事業を始め、 日本で開発された弊社サービス・製品を提供していく。
【Toppan (Thailand) Co., Ltd.について】
Managing Director:佐々木 裕人
所在地:161/1, 6th Floor, SG Tower, Mahatlek Luang 3 alley, Ratchadamri road, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok, 10330
設立:2019年4月
登録資本金:6,000,000THB
《事業内容》
〇セールスプロモーション事業
プロモーションに関わる商品、 サービスの企画・販売、 店頭開発・製造、 デジタルマーケティングに関わる企画・制作・販売、 市場調査業務 など
〇スペースコミュニケーション事業
ショールームの企画・施工、 商業施設店舗開発およびデジタルサイネージ開発・販売、 イベント展示会の企画・施工、 工場見学施設、 スマートオフィスの企画・開発 など
〇文化財デジタルアーカイブ・観光インバウンド事業
文化財のデジタルアーカイブ、 VR映像コンテンツの制作・販売、 観光アプリ開発 など
〇他、 BPO事業、 セキュア事業、 当社開発製品・サービスの輸入販売など
凸版印刷が制作したタイ日修好130周年記念事業コンテンツ「アユタヤ日本村VR」