【NEWS】エム・データ 民放キー局 5局、総合広告会社2社と資本提携で連携強化 ネット連動の次世代テレビのためのメタデータ・プラットフォーム構築へ
2014.1.17 UP
エム・データは1月16日、民放キー局5局と広告会社2社に対して第三者割当増資を実施し、資本提携したと発表した。エム・データは2006年に設立した、テレビ放送を独自にテキストデータベース化(TVメタデータ化)して、調査・分析・配信を行う調査会社。TVメタデータを活用して、テレビの新たな視聴スタイルを模索し、さらに視聴の促進をはかる。
今回資本提携したのは、日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京ホールディングス、フジテレビジョンの5局と、博報堂DYメディアパートナーズ、電通の2社。
エム・データは今後、上記の7社との連携により、TVメタデータを拡充するとともに、TVメタデータのための共通プラットフォームを構築する。これにより、マルチスクリーン、スマートTV連携、番組連動企画などの放送サービスの高度化に向けた展開を進める。
TVメタデータとは、エム・データが、関東(東京)・東海(愛知)・近畿(大阪)のテレビ局で放送されたテレビ番組やCMをテキストデータとしてデータベース化したもの。同社のデータ入力センターに40名前後の専属オペレーターを配置し、24時間365日、「いつ」「どこで」「何が(誰が)」「どのように」「何秒間(何回)」放送されたかを、オリジナルのデータ入力システムを利用し、データの生成を行う。
TVメタデータは主に4種類に区分し、「(1)番組データ(番組放送内容)」「(2)CMデータ(広告出稿内容)」「(3)アイテムデータ(番組で紹介された商品情報)」「(4)スポットデータ(番組で紹介された店・宿・観光地等の情報)」で構成されている。これらのローデータ・サービスのほか、ランキングコンテンツや調査・集計・分析等のレポートサービス、分析結果を基にしたコンサルティングサービス等を提供している。