【ニュース】品川駅に次世代自動販売機 デジタルサイネージ機能を搭載/JR東日本ウォータービジネス
2010.8.27 UP
JR東日本ウォータービジネス(東京都渋谷区)は10日、デジタルサイネージ機能搭載の次世代自動販売機を、JR品川駅の中央コンコースと京浜東北線ホームに各1台設置した。
同機は、大型タッチパネルディスプレーと高度なマーケティング頭脳を搭載し、「デジタルサイネージネットワーク」を構築。デジタルサイネージが単に「商品PR」をするだけでなく、顔認証技術と連携して「直接売り上げをつくる」システムとなっている。
タッチパネル液晶ディスプレーには、1200カンデラの超高輝度を実現した47V型大型静電容量方式(三洋電機製/防塵 〔じん〕 防滴機能搭載の屋外対応モデル)を採用。人感用、顧客属性判定用の各センサーを自販機上部に設置し、センサーで顧客属性(年代・性別)を判定する。それに合わせて「お勧め商品」や各種情報を自動表示する仕組み。
同社は、06年の会社設立以来、顧客起点で売れ筋商品をそろえたブランドミックス機を展開するとともに、Suica(スイカ)対応を徹底するなど飲料自販機の『変革』を進めてきた。今回、さらに最先端技術を駆使して次世代機を開発。JR品川駅での先行導入を踏まえ、今後2年以内をめどにJR東日本の「エキナカ」を中心として約500台設置する計画だ。
デジタルサイネージネットワークは、UQコミュニケーションズが提供するWiMAXネットワークを使って常に最新のコンテンツを配信。災害発生時には、災害支援ベンダーとして、遠隔操作により飲料を即時に無料提供することができる。
パートナー企業として、オムロンが人感センサーおよび属性判定センサー、Design Studio Sが機体デザイン全般、ピーディーシー(PDC)がシステム開発全般およびコンテンツ制作、デジタルサイネージの構築、富士電機リテイルシステムズが自販機機体開発全般の開発を担当した。