【InterBEE 2012】アサカ　JPEG2000採用の放送局マスター向けビデオ・オーディオ・ファイリング（VAF）SSDサーバー「AVR-800/801PV」を出展

　アサカは、映像コーデックにJPEG2000を採用した放送局のマスター向けVAF（Video Audio Filing）サーバーの新製品「AVR-800/801PV」を出展する。SSDでRAID1を構築し、動画で2時間、静止画10000枚、音声で5時間の記録が可能。最大で２系統の出力が可能。
　このほか、同じく映像コーデックにJPEG200を採用し、VAF、制作の２つの用途での利用が可能なAVファイル装置の新製品「AVR-802」、コンテンツの長期保存に適したブルーレイディスクライブラリ装置「AMIシリーズ」など、素材、コンテンツの保存・管理用の製品群を出展する。 NHKアイテックが開発したアーカイブ素材デジタイズ装置「IASD‐101/102/PC01」など、各種の新製品、新機能追加製品を出展する。
　新製品のAVファイル装置「AVR-802」は、KEY信号付映像・音声素材を独立2系統送出を装備。映像コーデックはJPEG2000。記録媒体はSSD（RAID 1）を使用している。動画2時間、静止画10000枚、音声5時間の記録容量を持つ。タッチパネルリモコンのほか、オプションで各種のリモコンも用意しており、制作サブ・ニュースサブ・中継車などでのオープニングタイトルやループ素材の再生など用途に応じたリモコンを選べる。
　連続動画イベント再生、ループ再生機能、ベースバンド記録中の追いかけ再生、データ転送中の再生機能などの各種再生機能のほか、IN点、OUT点編集、音声レベル可変、FILL/KEYフレーム位相調整などの機能を装備している。MXF、QT、Flashファイルの取込みにも対応している。
　ASACA Blu-ray Disc Libraryの「AMIシリーズ」は最新のBDXL対応のBlu-rayドライブを搭載した ライブラリシステム。ディスク搭載枚数を100枚から1450枚まで４機種をラインアップしている。NAS Archive Applianceおよび、コンテンツID型アーカイブシステムとして、大容量、高信頼性、長期保存、低消費電力を実現している。 映像・音声コンテンツの長期保存に適しており、マガジン(50枚)および1枚単位のオフライン管理が可能。最大72TB、2,400時間（50Mbps）の記憶容量を持つ。
　NHKアイテックが開発したアーカイブ素材デジタイズ装置「IASD‐101/102/PC01」は、大量のテープ素材を短期間にH.264/AACにエンコードし、記録後に素材検索・管理がしやすいようにテープ素材の情報、プロキシ映像、音声自動認識テキスト情報などが用意されている。HDCAM、HDCAM-SR、その他βカムシリーズのLサイズ、Sサイズのテープに対応している。
 このほか、
 NHKアイテックとの共同開発によるカセットローダ「ACL-10BC」（新製品）、簡易スケジューラー機能を搭載し、ネットワークで静止画を転送再生できるファイルキーヤ/DSK「ATG-80H/81H」、 2系統のHD-SDI入力映像をDVI画面上に表示し、確認用SDIモニターを削減、省スペース化を可能にするPinPプロセッサ「DU-240」、 緊急災害情報システムとの連携 が可能なL字放送システム、 2系統独立再生機能搭載のHD動画ファイル、CM字幕クリアパケット表示機能付きの字幕モニタなどを出展する。

【InterBEE 2012】
Inter BEEは、国内外のトップレベルの放送機器、映像機器、音響機器、照明機器、IPTV、Mobile TV、クロスメディア、周辺アプリケーションやソリューションが一堂に会する「音と映像と通信のプロフェッショナル展」です。クリエイティブ、メディアビジネスの最新動向を知る機会として、メディアに携わるあらゆる方々に関連した展示会です。
11月14日（水）〜16日（金） 幕張メッセで開催します（入場無料）。