【NAB Show 2011】朋栄 LTO-5ビデオアーカイブ レコーダーを中心に出展

　朋栄は、LTO-5ビデオアーカイブレコーダーを中心にした各種ファイルベース製品やセンサレスバーチャルスタジオシステム、ベースバンド製品など数多くの展示を行った。
　LTOレコーダーは、LTOテープ48本を収めるオートローダーとの接続デモを披露した。Mac専用ブラウザも開発し、プレビューやメタデータの確認、ファイナルカット上でのコピー＆ペーストなどを可能にした。
　新型LTOレコーダー「LTR-120HS」は、MPEG2モデル「同一00HS」に続くAVCイントラ／DVCPROコーデック対応の姉妹機。従来機同様に、ベースバンドからのインジェスト、MXFファイル変換、ベースバンドへのリアルタイム出力などの多機能を搭載する。7月末に税別345万円で発売予定だ。
　ファイルベース製品は、メディアファイルを一元管理できる「メディアコンシェルジュ」や、各種ファイルをHD-SDI出力可能なマルチフォーマットプレーヤー「MBP-100MP」を実演した。
　ビデオスイッチャー「HANABI」シリーズは、3D機能やマルチビューワー2系統、キーヤー6系統など高機能で小型1.５M／E版「HVS-350HS」をはじめ、NABで初公開となる3G／HD／SD　2〜3M／E「HVS-4000シリーズ」が登場した。HD／SD混在入力や3Gbps対応、3D　DVE、マルチビューワー、動画ファイルサポートなど多機能を搭載している。
　プロセッサー関連では、HD／SD対応フレームレートコンバーター「UFM-30FRC」を世界初公開。UFMフレームに実装可能なモジュールタイプのHD／SD対応フレームレートコンバーターで、動き補正変換またはリニア変換の選択が可能。
　恒例のバーチャルスタジオシステムのデモは、センサレス対応の「VRCAM2」を実演。ワンマンオペレート、ノーカメラマンで進行し、簡単でローコスト、ハイパフォーマンスな点をアピールした。プレイリスト機能やテキストのオンエア編集機能なども搭載する。3D対応も実演した。
　また、協力出展としてフローベルから、福島原発から30キロメートル離れてニュース映像を撮影しているカメラの同型機が展示された。