【Inter BEE 2014】9社によるラインアレイスピーカーの競演が実現! イベントホールを貸し切って国内初の試聴会! 世界的にも貴重なイベントが 11月20日に幕張で開催
2014.10.16 UP
幕張メッセ 展示会場と隣接した幕張イベントホールで開催する
最大9,000人の収容が可能。本格的なライブ・イベントスペースだ。
11月19日から21日までの3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催する音と映像と通信のプロフェッショナル展「Inter BEE 2014」は、今年で第50回の開催となる。今年のInter BEEは、これを記念し、さまざまな特別イベントを実施する。その一環として、11月20日に「Inter BEE EXPERIENCE」と題したイベントが、幕張メッセイベントホールで開催される。
二部に分かれ、第一部では、ラインアレイスピーカーの体験デモを、第二部は、展示会閉館後、第50回開催の感謝の集いとして、アニバーサリー・ライブパーティーを開催。コンテンツクリエイター集団「ライゾマティクス」による、「ライブ・エンターテインメント」も実施する。
このたび、ラインアレイスピーカー体験デモに出展する9社、9製品のラインアップとデモのスケジュールが発表になった。
■ラインアレイスピーカー体験デモ
コンサートや大型イベント等で利用されるラインアレイスピーカーは、これまでもInter BEEで出展されていたが、ブースにおける音量規制などにより、十分な音量でデモをすることができなかった。今回、展示会場に隣接しながら別棟であるイベントホールを用いることで、実際の使用環境に近い空間におけるセッティングで体験できる。こうした環境でのラインアレイスピーカーの視聴デモは国内でも初の試みだが、世界的にも貴重な機会と言えるだろう。まさに「EXPERIENCE」(体験)型の展示となる。
各社の製品を10時30分から16時40分まで、休憩を挟みながら各製品30分ずつ、順番にデモしていく。
出展企業と製品、デモのスケジュールは以下の通り。
【Inter BEE EXPERIENCE デモスケジュール】
10:30-11:00 <d&b audiotechnik Y-Series>(オタリテック)
11:10-11:40 <TOA compact array speaker HX-7>(TOA)
11:50-12:20 <JBL PROFESSIONL VTX-V20>(ヒビノ)
12:30-13:00 <Meyer Sound MINA>(エイ・ティー・エル)
13:30-14:00 <EAW Anya System>(音響特機)
14:10-14:40 <MARTIN AUDIO MLA multi cellular loudspeaker array>(Martin Audio Japan)
14:50-15:20 <NEXO STM series>(ヤマハミュージックジャパン)
15:30-16:00 <L-ACOUSTICS K2 System>(ベステックオーディオ)
16:10-16:40 <CODA AUDIO LA12 3-Way Line Array Module>(ヒビノインターサウンド)
【各社の製品の特長】
10:30-11:00
d&b audiotechnik Y-Series
オタリテック株式会社
d&bの新製品Yシリーズは、柔軟な水平指向特性と革新的なカスタムウェーブガイ
ド機能を装備した回転ホーンが幅広い帯域で均等な指向性を約束します。双極式
にドライバーを配置したことにより正確な指向性コントロールを実現するととも
に、バスレフレックス設計によって深い低域パフォーマンスが達成されています。
アレイ可能なキャビネットにはカーディオイドサブウーファーであっても3ポイ
ントリギングシステムが統合されています。これらに加えてグランドスタックも
可能であり多様な設置方法が可能となっています。
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11:10-11:40
TOA compact array speaker HX-7
TOA株式会社
TOAの新製品コンパクトアレイスピーカーHX-7は、4モジュール一体のラインアレ
イスピーカーというTOA独自の構造を持ち、単体使用でもフレキシブルに角度調
整を行う事が可能です。1モジュールに5.5インチウーハー2基、1.4インチコン
プレッションドライバーとTOA独自の波面制御スロートを採用。従来モデルの
HX-5より圧倒的なドライブ能力を誇ります。イベントから中規模アリーナまで幅
広くインストールが可能なスピーカーシステムです。
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11:50-12:20
JBL PROFESSIONL VTX-V20
ヒビノ株式会社
VTX-V20は、JBL PROFESSIONALラインアレイスピーカーの最上位シリーズ「VTX
Series」の最新モデル。10インチ×2個のウーファーを搭載したコンパクトな
3-Wayで、これまでの水準を超える圧倒的な音圧を出力します。歪率特性や指向
制御にも優れ、最小限のキャビネット容積で所定のエリアに必要な音圧を届ける
ことができます。高域には比類ない再現力を備えた新開発D2デュアルコンプレッ
ションドライバーを搭載。最上級の音響品質を必要とする中規模の会場に最適な
スピーカーです。
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12:30-13:00
Meyer Sound MINA
株式会社エイ・ティー・エル
Meyer Sound 製品の特徴・共通コンセプトは?ニュートラル”。セルフパワード
システム採用により「省電力」・「省スペース」・「システムの増減 / 組合せ
が容易」となっています。MINAはラインアレイ製品シリーズ最小モデル。3 inch
ドライバー+ REM / 6.5inchコーンドライバー×2,975W 3chデジタルパワーアン
プを搭載。2WaySystem、クロスオーバーフィルター周波数が760Hz、128dB SPL。
今回のデモでは、サブウーハシステムとして500-HP×2台を片側に使用しバック
キャンセレーションを行います。
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13:30-14:00
EAW Anya System
音響特機株式会社
EAWの新たなフラッグシップモデル『Anya』は、従来のラインアレイスピーカー
の先を行く、革新的なスピーカーシステムです。垂直に吊られた『Anya』モジュー
ルはAdaptive Performance?テクノロジーにより、その特性をユーザーが定義し
た条件に基づいて最適化し、カバーエリア内はどの場所でも一貫した音圧、音質
を実現します。これは『Anya』が、あらゆる条件下で最適なパフォーマンスを発
揮するスピーカーシステムである事を意味します。
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14:10-14:40
MARTIN AUDIO MLA multi cellular loudspeaker array
株式会社Martin Audio Japan
数々のフェスティバルやコンサートツアーで使用され、最近大きな話題のMLAシ
ステム。これまでにない画期的な最適化ソフトウェアとマルチセルラー制御を組
み合わせることによって、会場の隅々まで大変均一な音圧と音質を実現。ディレ
イスピーカーが要らない、会場の反射を抑制できる、近隣騒音問題に対応できる
など、これまでのスピーカーシステムでは不可能だったことにアプローチできる
次世代のシステムです。
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14:50-15:20
NEXO STM series
株式会社ヤマハミュージックジャパン
NEXO STMの“Scale Through Modularity”コンセプトは、様々なサイズのシステ
ムをたった4種類のモジュールで構築することを可能にし、1つのシステムが持つ
汎用性のレベルを新たな次元に引上げました。アプリケーションの規模の大小に
関わらず、これまでのシステムを大きく上回るサウンドクオリティとスケーラビ
リティを実現します。STMはシステムの保管から輸送、設置、運用まで、これま
のシステムにない高品位かつ高効率なソリューションを提供します。
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15:30-16:00
L-ACOUSTICS K2 System
ベステックオーディオ株式会社
L-ACOUSTICSのK2システムは、業界に「ラインアレイ」というカテゴリーを標準
化させたV-DOSCの後継機種。吊荷重の条件が厳しい場合でも有利な重量56kg。完
璧な指向性制御により、反射や騒音の問題に対応しています(垂直方向はWSTラ
インソースで、水平方向はPANFLEXにより物理的に指向性のコントロールが可能)。
SOUNDVISIONにより、音場の予測が可能となっています。K2システムは、2014年
ソチで開催された冬季オリンピックの式典で使用されました。
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16:10-16:40
CODA AUDIO LA12 3-Wayラインアレイモジュール
ヒビノインターサウンド株式会社
LA12は独自のドライバーを中高域に搭載し、大規模現場に対応するパワーと歪の
無いクリアなサウンドを再現します。SC8サブウーファーは、フィードバックルー
プ制御により正確に原音を再現し、マスク効果や群遅延の抑制を実現。更にSC3
ベースエクステンションは明瞭な低域を再現し、同時に全帯域で明瞭度の高いサ
ウンドをLINUSリニアフェイズシステムと共にサポートします。
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■アニバーサリー・ライブパーティー
第50回開催アニバーサリーのイベントは、「映像・音響・照明・パフォーマンス」を融合した日本発・世界発信の「ライブ・エンターテインメント」を開催する。
国内外から注目を集めるコンテンツクリエイター集団『ライゾマティ
クス』との共同制作により、日本のクリエイティブパワーを世界に向けて発信する。
Inter BEEでは、来年以降、ライブ・エンターテインメントのアワード化を目指していくという。
第一部、第二部ともに、参加無料。
【Inter BEE EXPERIENCE 開催概要】
■名 称:Inter BEE 第50回開催記念イベント「Inter BEE EXPERIENCE」
■会 期:2014年11月20日(木)
■会 場:幕張メッセ イベントホール
■第 一 部:ラインアレイスピーカー体験デモ(10:30-16:40)
後援:一般社団法人日本舞台音響家協会、日本舞台音響事業協同組合
■第 二 部:アニバーサリー・ライブパーティー(17:40-19:40)
共同企画・制作:株式会社ライゾマティクス
ライブパーティー協賛:ZIMA
■協 賛:ソニー、ヤマハミュージックジャパン
幕張メッセ 展示会場と隣接した幕張イベントホールで開催する
最大9,000人の収容が可能。本格的なライブ・イベントスペースだ。