【Inter BEE 2011】リーダー電子　ラウドネス測定に対応マルチモニター「LV 5800」と「LV5770」、ISDB-Tmm方式に対応した信号発生器を展示

　リーダー電子は、注目されているラウドネス測定対応のデジタル・オーディオ・ユニット「LV 58SER40A」を搭載したマルチモニター「LV 5800」と「LV5770」、携帯端末向けマルチメディア放送規m格ISDB-Tmm方式に対応した信号発生器を展示した。また、ラウドネス対応オーディオモニター「LV 5837」とISDB-Tmmシグナルレベルメーターを参考出展した。

■ ラウドネス対応オーディオモニター「LV 5837」を参考出展

　リーダー電子は、デジタル・オーディオ・ユニット「LV 58SER40A」を搭載しラウンドネス測定に対応したマルチモニター「LV 5800」と「LV 5770」を展示、また、オーディオ専用モニターであるオーディオモニター「LV5837」を参考出展した。「LV 5770」は、「LV 5800」の廉価版で2入力のSDI信号を同時監視できる。

　ラウドネス測定用プラグインユニット「LV 58SER40A」は、ラウドネス測定ソリューションとして、マルチモニター「LV 5800」や「LV 5770」に搭載し、ラウドネ測定が可能となるプラグインユニットである。ラウドネス測定には、長時間グラフ表示できる「ラウドネス表示」機能と「5.1ch サラウンド表示」機能、映像信号と音声信号のずれを測定する「リップシンク測定」機能がある。

　ラウドネス測定のLong Term測定は、「測定中は測定開始からの平均値、測定を停止した場合は課isから終了までの平均値を測定でいる（説明員）」という。また、Short TermとMomentaryは切り替えて使用する。測定ログデータについては、最大2時間のログが採れ、「USBメモリにTimecodeと同期した100msec単位のログデータをCSV形式で保存することができる（説明員）」と説明した。さらに、「他の装置からの時刻信号を受けて測定を開始する自動測定機能がある（説明員）」と説明した。

　この他、オーディオに特化したラウドネス対応オーディオモニター「LV 5837」を参考出展した。

■ 携帯端末向けマルチメディア放送規m格ISDB-Tmm方式に対応した信号発生器を展示
　2012年4月から開始される予定の携帯端末向けマルチメディア放送規格ISDB-Tmm方式に対応した信号発生アドインモジュレータ「LG 38SER06」を搭載したRFシグナルジェネレータ「LG 3810」を展示・紹介した。このISDB-Tmmモジュレータ「LG 38SER06」は、ISDB-Tmm変調機能の簡易対応を追加するアドインソフトウエアで、マルチメディア放送の伝送方法で定められたVHF-Hの範囲で、セグメント単位のチャンネル設定や13セグメント形式出力、1セグメント形式出力、さらに13セグメント+1セグメント出力のRF信号出力が可能という。「既に受信機メーカーの検証用として利用されている（説明員）」と説明した。

　ISDB-Tmm関連では、シグナルレベルメーター「LF 990」にISDB-Tmmのシグナルを測定できる機能を追加したISDB-Tmmシグナルレベルメーターを参考出展した。シグナルレベルメーター「LF 990」は、日本国内における地上波、CATV、衛星のデジタル放送に対応したレベルメーターで、ISDB-Tmm方式も測定できる機能を追加した測定器という。「来年の春頃に発売予定で、LF 990のオプションとして、LF 990ベースに改造して納品する形態となる（説明員）」と説明した。