【Inter BEE 2018】 Inter BEE 2018 開幕! オープニングセッションで高らかにInter BEE 開催を宣言! 過去最大の1,152社が出展
2018.11.14 UP
一般社団法人 電子情報技術産業協会 柵山正樹会長
総務大臣政務官 國重徹氏
経済産業省 大臣官房審議官 吉田博史氏
来賓によるフォトセッション
11月14日(水)から16日(金)までの3日間、幕張メッセにおいて、総合メディア展Inter BEE 2018が開催する。初日14日の10時、幕張メッセ 国際会議場2階 コンベンションホールAにおいて、Inter BEE 2018のオープニングが開催され、高らかに開幕が宣言された。
■一般社団法人 電子情報技術産業協会 柵山正樹会長「メディア総合イベントへ向け大きく変化」
オープニングセッションの冒頭、主催者挨拶で、一般社団法人 電子情報技術産業協会 柵山正樹会長が登壇し、次のように挨拶した。
「急速なデジタル技術の進歩に伴い、世界中で大きな変革が起ころうとしている。協会でも、各産業界と連携しながら、超スマート社会 ソサエティ5.0の実現に向けて取り組んでいる。このInter BEEも例外ではなく、放送機器にとどまらず、コンテンツを中核に据えて心の豊かさをもたらすユーザー体験の実現をめざし、つくる、送る、うけるを網羅する、メディア総合イベントへ向け、大きく変化をしている。デジタルコンテント協会主催のDCEXPOの共同主催もその一環だ」
「いよいよ来月12月1日に新4K8K衛星放送がスタートする。本年のInter BEEでは、放送開始を目前に控えた新4K8K衛星放送に関する展示が多数登場する。さらに、各放送事業者トップによる4K8Kキーノートスピーチが予定されている。約2週間後と直前に迫った放送の新しい時代の幕開けに向け、このInter BEEが役立つことを期待している」
続いて、来賓あいさつに立った総務大臣政務官 國重徹氏、経済産業省 大臣官房審議官 吉田博史氏 が挨拶を行った。
■総務大臣政務官 國重徹氏「経済全体の成長を促進する大きな原動力」
総務大臣政務官 國重徹氏は、「12月1日、いよいよ、新4K8K衛星放送が始まる。4K8Kならではの、きめ細やかで色彩豊かな、臨場感あふれる映像で魅力的な番組を楽しめるようになる。世界の注目が集まる2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催時には、多くの視聴者に楽しんでもらえるよう、官民一体となって、普及促進や受信環境の整備を加速してとりくんでいく」と、新4K8K衛星放送開始へ向けた意気込みを話した。
また「今年のInter BEEでは、新たなメディアの可能性を世界に伝えるをテーマに、4K8K、ネット配信、次世代放送技術など、多様な機器やサービスが紹介されていると聞いている。世界の放送市場をリードする最新の技術や製品は我が国の放送分野の発展のみならず、経済全体の成長を促進する大きな原動力」と述べ、放送・映像・通信技術がもたらす経済効果への期待を示した。
■経済産業省 大臣官房審議官 吉田博史氏「放送・通信の融合から20年、さらに他産業との連携を」
経済産業省 大臣官房審議官 吉田博史氏は「通信と放送の融合という言葉が使われて20年近く経ち、コンテンツの伝送路が変わり、新4K8K衛星放送もはじまるが、スマホやICT、IoTやAIなど、ビジネス環境はもっと速く大きく変わってきている。どんな産業もこれまでの単独ビジネスモデルの延長では、大きな成長は望めなくなってきている。昨年、経済産業省が打ち出した『コネクテッド・インダストリーズ』というコンセプトは、製造業だけでなく、コンテンツ産業、メディア産業も同じ。新しい技術を使って、他の産業と結びつき、新しい付加価値をつくりだす、そういう取り組みが今、まさに必要になってきている」と述べ、放送・通信技術の他産業との連携に期待を示した。
吉田氏はまた、デバイスやネットの進化による視聴形態の変化に言及し、「スマホやインターネットにより、コンテンツの消費の形も変わり、自分が好きな時間に、好きな場所で好きなデバイスで見るように変わっている。そうなると、コンテンツの成功のためには、人々の余暇時間、隙間時間を取り込んでいかなければならない」とした上で、「そのためには、コンテンツの中身はもちろん、提供形態、使いやすさなど、新しい概念が必要になってきている」と新たな技術の導入とともに、ビジネス・スタイルの変革がコンテンツビジネスの成功に不可欠であることを示唆した。
さらに「今回の展示にも数多くあるVR、ARなど、新しい技術によって、リアルとバーチャルの境目がなくなってきている。今まで、デジタルコンテンツの視聴でとまっていたものが、視聴と体験が結びつくなど、コンテンツの概念が大きく広がってきている」とし、コンテンツ・ビジネスが大きな変革期にあることを指摘。「このような大きな変化に対応して、消費者の行動スタイルへの対応、あるいはその新しい技術をコンテンツに取り込む、といった取り組みを経済産業省としても引き続き、応援していきたい」と述べた。
最後に、来賓を含めたフォトセッションが開催された後、司会進行の平井理央アナウンサーにより、Inter BEE 2018の開幕が宣言された。
Inter BEE 2018は、本日、11月14日(水)から16日(金)までの3日間、幕張メッセ展示ホール1〜8、イベントホール、国際会議場を会場に開催される。
【開催概要】
■名称:
Inter BEE 2018/(第54回)2018年国際放送機器展
■会期:
2018年11月14日(水)・15日(木) 10:00-17:30
11月16日(金) 10:00-17:00〔3日間〕
■会場:
幕張メッセ(展示ホール1~8、イベントホール、国際会議場)
千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
■入場:
無料(登録制)
■主催:
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
■後援:
総務省、経済産業省(建制順)、NHK、一般社団法人日本民間放送連盟、
一般社団法人電波産業会、一般財団法人デジタルコンテンツ協会、
一般社団法人放送サービス高度化推進協会(順不同)
※入場無料。入場には事前登録が必要です。また、全セッションは事前申込が必要です。
一般社団法人 電子情報技術産業協会 柵山正樹会長
総務大臣政務官 國重徹氏
経済産業省 大臣官房審議官 吉田博史氏
来賓によるフォトセッション