【InterBEE 2010】InterBEE 2010が開催 過去最高の824社が出展
2010.11.17 UP
民放連 竹内氏
JEITA 長谷川常務理事
テープカットのもよう
2010年11月17日から19日までの3日間、千葉・幕張の幕張メッセで放送機器に関する一大イベントInter BEE 2010が開催された。
初日17日の午前9時40分に、オープニングセレモニーが開催された。来賓には、日本放送協会 専務理事・技師長の永井研二氏、社団法人日本民間放送連盟(民放連)常務理事の工藤俊一郎氏を招いて、今回のInter BEEの特徴、位置づけなどが紹介された。
開会の冒頭、主催挨拶として、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)の長谷川英一常務理事が登壇し、InterBEE2010の規模について「今年の出展者数は824社と過去最高となった。また、海外企業は28カ国・地域から478社が出展し、入場者の見込みは30,000人」と紹介した。
来賓として挨拶に立った日本放送協会(NHK)専務理事・技師長の永井研二氏は、来年7月24日に迫った地上デジタル放送完全移行について触れ、すでに NHKのデジタル中継局の設置が12月までに完了することや、受信機が9千万台をこえる出荷を記録するなど、99%が地上デジタル放送を見られる状況になりつつあると述べ、地上デジタル放送への移行の準備が着々と進んでいることを紹介。
永井氏はまた、今後10年の放送の流れとして、「高品質、高音質な映像と同時に、番組に関したデータなどを提供できる新たな放送形態の模索も行われている」とし、「そうした夢あふれる展示がInterBEEでも数多く出展されており、InterBEEが世界の潮流を作り出していくことを祈念する」と挨拶した。
続いて、民放連 企画部長の竹内淳氏が、常務理事の工藤氏の祝辞を代読した。竹内氏は、「地上デジタル放送への完全移行は、放送局だけではできないこと。放送機器メーカー、家電メーカー、そして自治体の方々のなお一層のご協力をお願いしたい」と述べた。
来賓の挨拶に続き、2010年国際放送機器展実行委員会の濱田寿水委員長より、開会宣言が発せられ、最後に、Inter BEE 2010の幕開けを飾るセレモニーとして、NHK永井理事、民放連 竹内氏に、Inter BEE Content Forumのプレゼンターとして来日した、アメリカ・Troublemaker Studios社のアレックス・トーダー氏、EBUラウドネス規格委員会のフローリアン・キャメラー氏が来賓として加わり、JEITA 長谷川理事、濱田実行委員長と共に合計6名によるテープカットが執り行われた。
民放連 竹内氏
JEITA 長谷川常務理事
テープカットのもよう