【NAB Show 2011】計測技研・レッドローバー ハーフミラー式4k—3Dモニター 新ブランドで世界展開へ
2011.6.30 UP
計測技術研究所と韓国のレッドローバーは「ハーフミラー式4k-3Dモニター」を、レッドローバーの「トゥルー3Di」ブランドとして、共同で世界販売することに合意。11日にはNABショーの両社ブースで調印式を行い、計測技研の平野健治社長とレッドローバーの河會振社長が握手を交わした。展示では両社のスペースを利用してプロトタイプを披露した。
同製品は、レッドローバーがこれまで製造してきたハーフミラー形式を採る。高解像度・高付加価値製品の開発を目指す両社は、2010年夏から協議を開始した。
現段階では、既存の入出系統を単純にまとめただけであり、7月ごろに、専用基盤までを取り付けたプロダクションレベルの製品を紹介したいという。入力は3G-SDIの予定。
発売は今年末の予定で、日本からのパネル部材の出荷が滞っているため、台湾での製造が遅れる恐れがあるという。販売先は研究所や医療機関のほか、レッドローバーが強みとする地図情報、政府機関を有望視しており、初年度の販売目標(世界販売)は30台とした。価格は12万ドルを予定している。
このほか、計測技研は120Hz12ビット、RGB4:4:4の4k(4096×2160ピクセル)映像を再生できる新製品のDVI-Dレコーダー「UDR-40S-DV」を展示した。