【Inter BEE 2015】体験イベントなど昨年以上に内容を拡充して11月18-20日開催 展示会・カンファレンスの事前登録開始
2015.10.22 UP
4K.8Kの新製品が多数登場する展示会場
最新の放送、映像制作の関連ツールが一堂に
多くの来場者がつめかけた昨年のInter BEE Connected
ラインアレイスピーカーの体験デモ。今年は3日間にわたり開催する
電子情報技術産業協会(JEITA)は、11月18-20日の3日間、幕張メッセ(千葉市美浜区)で、映像・通信関連のプロフェッショナル展「Inter BEE 2015(第51回 2015年国際放送機器展)」を開催する。10月6日から、公式ウェブサイト(www.inter-bee.com)で入場事前登録を開始。同時に基調講演のほか、カンファレンスの聴講予約を始めた。
昨年の50回記念でさまざまな新イベントやセッションが催されたが、今年はそれらをさらに充実させた内容となり、さらに新たな企画も目白押しとなる。7月の説明会では発表されなかった新たなイベントも含め、紹介する。
■地上波、衛星放送、ネット配信、ケーブルテレビの関係者が一堂に
「基調講演1」(11月18日/10時20分-12時20分、無料)では、「4K.8Kロードマップ2015 今後の事業展望」と題し、総務省 大臣官房審議官およびNHK、スカパーJSAT、NTTぷらら、ジュピターテレコム、NexTV-Fの代表者が登壇。地上波、衛星放送、ネット配信、ケーブルテレビの関係者が一堂に集い、4K8Kに関する将来を語るという貴重な催しだ。
■内容充実のInter BEE Connected
一方、放送局による見逃し番組視聴、海外ドラマやオリジナルコンテンツ配信など、ネットでのマルチデバイス向けビデオオンデマンドサービスが急速に進展している。特別企画「Inter BEE Connected」では、ネット配信関連企業の展示とともに、放送ビジネスにおいて注目されている9つのテーマを取り上げ、放送通信連携の第一線で活躍するキーパーソンらによる講演やパネルディスカッションを連日実施する。
初日の18日は「視聴スタイルの変化とビジネスチャンス」、「映像表現としての4Kの可能性と課題〜地域のテレビ制作者たちの取り組みに学ぶ〜」、「キー局の動画配信(オンデマンド)」の3つのセッションが開催される。2日目の19日は「米国放送界最新事情:大手TVネットワークのOTT戦略とその波紋」、「放送同時再送信への取り組み」、「放送通信連携で新境地を拓くローカル放送局の取り組み」が開催。最終日の20日は、「ケーブル・プラットフォーム(コンテンツ関連)について」、「多様な視聴計測から見えるテレビの新しい価値」、「スポンサー企業が語る新たなテレビ広告手法」が開催される。
いずれも、テレビや動画配信、そしてそれらを支える広告業界のキーパーソンが登壇する貴重な催しとなる。
■民放公式テレビポータル「TVer」の各局担当者が登壇
「基調講演2」(11月18日/12時40分-14時20分、無料)は、「民放公式テレビポータル『TVer』サービススタート〜映像配信の今後を考える〜」をテーマに、パネリストとして、日本テレビ放送網、テレビ朝日、TBSテレビ、テレビ東京、フジテレビジョンの担当者が顔をそろえる。
■ラインアレイスピーカー体験デモが拡充 3日間にわたり13社が参加
昨年、「INTER BBE EXPERIENCE」として体験イベントを拡充する。昨年は1日のみで実施した「ラインアレイスピーカー体験デモ」を、昨年の9社を上回る13社が参加し3日間にわたって開く。
■ドローンの屋外フライトデモが開催
また、映像制作の現場でニーズの高いドローンによる空撮について、安全な運用を目指すプロフェッショナルに向けた屋外フライトデモを今回初めて実施する。
このほか、以下のカンファレンスを開催する。
【特別講演】(無料)▽「マイナンバー時代を迎えたテレビ放送の次世代サービスを考える」=徳島県知事の講演をはじめ、東京大学大学院教授をモデレーターとしたパネルディスカッションを展開
【招待講演】(無料)▽マイクロソフトやアマゾン ウェブサービスによるクラウド活用提案、ブラジルテレビ放送技術協会によるリオ五輪に向けた取り組みなど、海外の企業や団体のリーダーが来日し、先進的な取り組みや最新動向を連日紹介する
【シンポジウム】(無料)
▽映像シンポジウム「新たなコンテンツ制作の潮流〜ビッグデータの視覚化のインパクト〜」▽音響シンポジウム「700M帯ワイヤレス移行の現状と今後〜2019年の全面周波数移行まで4年を前に〜」
【チュートリアルセッション】(有料)▽若手エンジニア向けの有料講習会として、日ごろは聞きにくいノウハウ、教えたくないノウハウなどをテーマに開く
【第3回Japan Post Production Conference 】(同時開催/有料)▽米国の「NABショー」で開催されている有料セッションの日本版を今年も開く。米国で注目の高かったトピックス、4テーマを海外からの講師がレクチャーする
※ Inter BEE Onlineでは、今後、随時上記のイベントの詳細をご紹介していくほか、出展企業の出展内容などを事前紹介していきます。また、会期中は各社の展示内容をVODで速報していきます。
4K.8Kの新製品が多数登場する展示会場
最新の放送、映像制作の関連ツールが一堂に
多くの来場者がつめかけた昨年のInter BEE Connected
ラインアレイスピーカーの体験デモ。今年は3日間にわたり開催する