【NEWS】新4K8K衛星放送が12月1日午前10時に開始 CEATEC JAPANで発表 Inter BEE 2018 基調講演で放送サービス開始9社 代表がメッセージ
2018.10.19 UP
新4K8K衛星放送のポスター
ブースには最新の4Kテレビが展示された
新4K8K受信システムの紹介コーナー
エントランスエリアには8Kテレビにより8K番組が紹介されていた
10月16日から19日まで、幕張メッセで開催中のCEATEC JAPAN 2018のA-PAB(放送サービス高度化推進協会)とJEITA(電子情報技術産業協会)が共同ブースを出展し、BS/110度CSで12月1日から始まる新4K8K衛星放送の関連製品や、各局からの4K番組などが発表された。ブースには、各社からの4Kチューナー内蔵テレビや外付けチューナーなどの展示のほか、ハイレゾオーディオの試聴コーナーも用意された。 また、総務省の補助を受けて行なっている電波漏洩対策工事の助成金制度についての説明パネルなども展示された。会場入り口には、シャープの8Kテレビにより、8Kの番組を紹介するプロモーション映像が流された。
■12月1日午前10時から放送開始 CEATECで発表
初日に開催した記者発表会に登壇したA-PAB 理事長の福田俊男氏は、12月1日の放送開始が、BSデジタル放送(2000年)、地上デジタル放送(2003年)に続いて3回目となることを紹介。前2回と同様、開始時刻が午前10時になると発表。9つの放送局により合計17チャンネルが放送開始となる。会見では、対応テレビの普及目標について、「当初のロードマップ通り2020年の東京オリンピック/パラリンピック時点で半数の世帯で楽しめる環境の実現を目指す」(福田理事長)と述べた。
■Inter BEE 基調講演で新4K8K衛星放送 サービス開始のメッセージを発信
12月1日の放送の直前となる11月14日から開催するInter BEEでは、新4K8K衛星放送の開始直前の開催の年として、特別な時期の開催と位置付け、新4K8K衛星放送の制作技術、放送サービス、受信システムの全貌を具体的に来場者が体感できる催しを進めている。その一貫として、国際会議場で開催されるINTER BEE FORUMでは、初日に開催される「Inter BEE 2018 Opening & Keynote」で、Opening Sessionと基調講演を初めて連動して開催する。
基調講演では総務省、経済産業省による講演、NHK、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)の講演に続き、放送サービスを開始する9社(日本放送協会、株式会社ビーエス朝日、株式会社BS-TBS、株式会社BSテレ東、株式会社ビーエスフジ、株式会社東北新社メディアサービス、SCサテライト放送株式会社、株式会社QVCサテライト、株式会社スカパー・エンターテイメント )の代表者が登壇し、サービス開始に向けてのメッセージが発信される。
このほかにも、
(1)新たな映像表現を支える4K8K制作の最新技術の紹介
(2)今年、放送サービスを開始する9社の各チャンネルの番組やコンテンツの紹介
(3)テレビ等の市販受信機の実機デモと受信システム機器の実機展示による受信方法の紹介
などを計画している。
【聴講予約受付中。Inter BEE 2018への入場には事前登録が必要です。】
【開催概要】
■名 称:Inter BEE 2018/(第54回)2018年国際放送機器展
■会 期:2018年11月14日(水)・15日(木)10:00-17:30 11月16日(金)10:00-17:00〔3日間〕
■会 場:幕張メッセ(展示ホール1~8、イベントホール、国際会議場)千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
■入 場:無 料(登録制)
■主 催:一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
■後 援:総務省、経済産業省(建制順)、NHK、一般社団法人日本民間放送連盟、一般社団法人電波産業会
一般財団法人デジタルコンテンツ協会、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(順不同)
新4K8K衛星放送のポスター
ブースには最新の4Kテレビが展示された
新4K8K受信システムの紹介コーナー
エントランスエリアには8Kテレビにより8K番組が紹介されていた